全国初の「災害医療機動チーム」発足を宣言 第6回「AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム」調整会議 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

全国初の「災害医療機動チーム」発足を宣言 第6回「AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム」調整会議

広報担当参与 今井康人

集合写真

第6回「AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム」調整会議が2019年7月28日、岡山市北区奉還町の岡山国際交流センターで開かれた。行政や教育、医療関係者、企業などの代表185人が出席。この中で、菅波茂理事長は「災害医療機動チーム」の発足を宣言しました。西日本豪雨(2018年7月)を教訓に突然、起こる災害に車両を使って迅速に対応する仕組みで、全国では初めての試みです。

第6回「AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム」調整会議の始まりで、議長団よりそれぞれ挨拶を頂きました。


・議長団は、片岡聡一・総社市長、横田拓也・丸亀市市長公室長(代理)、友實武則・赤磐市長、清水男・経済同友会BCP委員長、菅波理事長の5人。

・続いて、西日本豪雨で浸水被害を受けた「まび記念病院」(倉敷市真備町)の村松友義院長が「西日本豪雨災害の教訓と今後の方針」と題して講演しました。

 







・昨年の調整会議から新たに災害連携協定を結んだ9団体を紹介。
  自治体(2019.02.12) 熊本県益城町
  医療機関(2019.02.01) さめじま病院(佐賀県)
  医療機関(2019.02.14) 茅野市・原村・諏訪市 組合立諏訪中央病院(長野県)
  教育機関(2019.03.25) 学校法人平成医療学園 宝塚医療大学
  各種団体(2018.10.14) (公社)全日本鍼灸マッサージ師会
  各種団体(2018.10.14) (公財)国際医療技術財団
  各種団体(2018.12.01) きふjapan
  各種団体(2019.06.03) (公社)日本鍼灸師会
  各種団体(2019.07.27) 民間救急サービスはやぶさ

・昨年の調整会議から新たに行われた事前交流の報告。
  旭川荘(岡山市北区祇園)の仁木壯副理事長
  さめじま病院(佐賀県)の鮫島隆晃院長
  高知県須崎市の市職員

・訓練報告として徳島県内で行われた訓練の報告。
  南海トラフ災害対応プラットフォーム運営委員会の林秀樹会長(ホウエツ病院 会長)

・過去の災害支援で航空輸送で協力いただいた企業の紹介。
  ノエビアアビエーション(大阪府八尾市)の岡崎光裕社長

・AMDA災害鍼灸ネットワークより災害鍼灸の効果を説明。
  帝京平成大学(東京)の今井賢治教授より

・赤磐市の防災士に向けて開催された、AMDA災害対応発表会の報告。
  赤磐市 総務部くらし安全課 三宅孝士

・これからの災害対応として「災害医療機動チーム構想」の発足宣言。
  AMDA理事長 菅波茂より、概要と趣旨の説明をしたのち発足宣言をしました。







・災害医療機動チームに参加頂いている16の団体・企業等を紹介。
  瀬戸健康管理研究所、十字屋グループ、株式会社MIZUHA、株式会社長崎鉄工所、NPO法人あゆみ、AMDA支援農場、株式会社永燃、株式会社道満石油店、株式会社智商ロジシステム、株式会社研美社、株式会社ソーデン社、民間救急サービスはやぶさ、キャンピング エキップメント ストア、赤磐市

【災害医療チーム】
災害が起きた際、移動診療車や移動調剤車、宿舎や炊き出し、材料の冷凍、電源、給水、ごみ収集など様々な車両が現地に向かい、被災地の住民の救援に当たる。合同事務局は赤磐市が担当。日本全国を一部の地域で対応するのは難しいため、日本を8地域に分けて順次、結成する予定で、今回の中国地域に続き、2020年度は四国地域を目指します。