AMDA速報5 バングラデシュ北部洪水被災者緊急支援活動 – AMDA(アムダ)
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国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報5 バングラデシュ北部洪水被災者緊急支援活動

市場で食糧物資を購入するAMDAチーム

7月26日、現地協力NPO AFAD、AMDAバングラデシュ支部とAMDA看護師2名からなる合同チームは、27日から始まる支援活動の準備を中心に行った。

まず、バングラデシュの食事に欠かせない、米、ダル(豆)、芋、油などの食料を購入。それぞれの食材を1世帯分ずつに袋分けをし、500世帯分の食料支援物資を用意した。クリグラム県ショドール(Sadar)郡に住むAFAD職員から身動きが取れないと事前に聞いていたため、合同チームが準備の合間を縫って視察した結果、この辺りは海抜が低いため、他の地域に比べ被害が大きいことが分かった。加えて、今回の支援活動計画について報告するため、クリグラム(Kurigram)県の保健医療を統括する保健局長と面会した。







翌27日、合同チームは地元出身の医師と合流し、クリグラム県ショドール郡ジャトラプール(Jatrapur)村にあるジャトラプール高校で、医療と物資両面から支援活動を行った。

活動地となった高校も一時は80cmほど浸水していたが、今は水が引き、避難者も家に戻って生活している。前日に準備した物資を300世帯に配布。合同チームの医師は101名を診察した。高血圧の他、熱や消化器症状を訴える人も多くいた。昨日面会した県保健局長自らこの活動の視察に訪れ、「現状を見て、行政へも報告する。他の支援が行き届いていない地域への医師派遣も検討する」と話した。







被災地の状況として、クリグラム県内にある川の水位も平時より上がっており、場所によっては、新たに数日前から浸水している地域もあるという。普段は田畑がある場所も浸水しており、農作物も収穫できない状態である。なお、学校でアラビア語、ベンガル語、算数などを勉強している子どもたちも、洪水の影響で、学校に行けない。「早く学校で大好きなコーランを学びたい」と話す子どももいた。


【AMDA本部からの派遣者】
・伊藤 麻友美 / 看護師 / AMDA緊急救援ネットワーク登録メンバー / 35歳
・橋本 千明 / 看護師 / AMDA本部職員 / 39歳
 

【街頭募金のお知らせ】

7月31日(水)午後3時から4時まで 岡山駅地下からイオンモール岡山への地下連絡通路(イオンモール岡山入口付近)にて街頭募金を行います。



【皆様からの募金を受け付けております】

■郵便振替:口座番号01250-2-40709

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