広報担当参与 今井康人
AMDAは2019年7月3日、岡山市内にある新聞・テレビ局を対象とした初の定例記者会見を岡山市内で開き、西日本豪雨を教訓に突然、起こる災害に迅速に対応するための「災害医療機動チーム構想」を発表しました。
AMDAが協力自治体をはじめ、医療機関、企業・団体などと事前に調整し、組織的で効果的な取り組みを狙った全国で初の試み。7月28日から活動を始めます。
医療チームを支える車両は、移動診療車をはじめ移動調剤車、宿舎や炊き出し、材料の冷凍車、燃料、電源、給水、ごみ収集など様々な車両を計画。
日本全国を一部の地域で対応することは難しいため、日本を8地域に分けて順次、結成する予定で、今回の中国地方に続き、2020年度は四国地域を目指しています。
定例記者会見はAMDA理事長の菅波茂をはじめ、機動チームの合同事務局となる赤磐市の友實武則市長、西日本豪雨で被害を受けた総社市の片岡聡一市長が出席。友實市長は「機動チームがスムーズに活動できるよう、しっかりと役目を果たしたい」と述べ、片岡市長は被災地の今後の復興に強い意欲を示しました。
記者会見は国内外の災害地への派遣の際、これまでも臨時で対応してきました。しかし、医師らの派遣後の中長期的取り組みはあまり知られていないことから、年4回程度の定例会見で広く活動を知ってもらうことにしています。