AMDA鎌倉クラブチャリティコンサート クラブ代表からのメッセージ – AMDA(アムダ)
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AMDA鎌倉クラブチャリティコンサート クラブ代表からのメッセージ

AMDA鎌倉クラブ クラブ長 根津伶子

根津代表(中央)と鎌倉絃怜会

11月25日(日)、鎌倉芸術館集会室にてAMDA鎌倉クラブチャリティーコンサートが無事終了しました。当クラブは発足の年第1回から毎年開催し、このたびは第20回目のコンサートでした。

来年は6月29日、鎌倉芸術館小ホール(600席)にて、設立20周年記念のコンサート(第21回目)を開催予定です。ひと口に20年と言っても、過ぎてしまえばあっという間のようでもあり、とても長かったようにも感じます。ここで、あらためて、なぜ20年間も継続できたのか考えてみました。

まず第一に、当クラブは人に恵まれて、最初の組織づくりがしっかりできたことです。


チャリティコンサートでのコーラス
(グリーンエコー)

初代クラブ長に、AMDA菅波代表と同窓の岡山大学医学部出身の医師、顧問に法律関係の元大学教授(会則作成)、理事に音楽関係の元大学教授で当時鎌倉文化協会理事長、元大手会社役員(会計担当)、元大手会社研究職で大学講師(広報担当)、副クラブ長の私根津は別として、信じられないほどの最強メンバーでスタートできたのです。平成11(1999)年3月1日のことです。

それから現在までに、クラブ長や理事の交代、特に要である事務局長は4回交代するなど、何度か先行き不安な事態になりましたが、その都度、その時と場に相応しい人が現れて立派に引き継いでいただきました。会員も増減はありましたが、現在約80名が在籍しております。

しかしながら20年の歳月は如何ともしがたく、発足当初のクラブ長を含む理事だった方4名、事務局長だった方3名が鬼籍に入っておられます。忘れてはならない功労者ばかりです。

第二に、活動をコンサート中心にしぼったことです。

発足最初の年は、3月聖ミカエル教会を借りてバザー(フルートと筝のミニコンサートも)、9月芸術館小ホールでコンサート、11月高徳院大仏での国際交流フェスティバル参加(焼売を作って販売、着物で抹茶サービス、ここでもミニバザー、筝ミニ演奏)・・・これはどう考えてもやり過ぎで、1年目にしてへとへとになってしまいました。

そこで2年目は総会と大きなバザーとコンサートを1回ずつ、3年目からはコンサートを1回、総会に合わせて本部の方の現地報告会、あとミニバザー、七福神巡りなど皆様にあまり負担にならない行事を随時行うことにしました。

20年の間には、総会とコンサートだけしかできなかった年もあったかと思います。またここ3、4年は規模を縮小したりなどしましたが、とにかく年に1度のコンサートをスタッフ一同でやりとげてきました。だからこそ来年20周年第21回目を皆で祝うところまで来られたと思います。

因みに、設立以来平成30年までの20年間でできた寄付総額は1170万円(内訳、AMDA緊急救援PJ:499万円、ホンジュラスPJ:605万円、鎌倉市社会福祉協議会:66万円)となっています。

第三に、本当はこれを第一にもってくるべきかもしれませんが、AMDA本体の理念、活動が真に誇れるものであると私を含めた皆が信じているからです。

人は誰でも困っている人に手を差し伸べたい気持ちがあります。問題は、その気持ちをかなえる仕組みを提供するアイデアと意志と言葉を持った人がいるかいないかです。私たちはAMDAにそれを見い出し、共感でき、AMDAを支援することは人の役に立つことだと自信が持てるからこそ、これまで続けて来られたのです。

これからもできる限り、衰える体力と合わせながら、頑張っていこうと気持ちを新たにしています。