AMDA理事 難波 妙
11月7日、先般の西日本豪雨災害支援活動にご寄付をくださいました生活協同組合パルシステム東京で、AMDAの支援活動について直接報告をする機会をいただきました。当日は大規模災害支援や平和、復興支援ご担当の理事の皆様の会議があり、AMDAが行った活動概要を15分ほど説明した後に、より詳しく活動内容を知っていただくために、皆様からのご質問にお答えしました。AMDAの医師派遣の仕組みについてのご質問に対しては、AMDAERネットワーク登録というシステムで災害支援活動に参加ご希望の医療者などを事前登録させていただき、災害発生後にはメールで一斉に募集を行うことを説明いたしました。また、生協様やそのほかの企業の方々の災害支援活動参加の可能性などについてもお話ししました。とくに生協様が持つ流通システムや車がAMDAの機動力にどれほど有効か、実際のケースをもとに話をすることができました。
また今回の新しい活動視点について、被災者のみならず全国から集まったボランティアの方々にも熱中症対策を行ったこと、そして何より、地元の医師会の一日も早い復興のために、災害診療ではなく保険診療の再開を地元の医師会とともに目指したことを紹介しました。
参加者の方から以下のような感想をいただきました。
・直接お話をうかがい報告書だけでは分からないことも知ることができました。
・一定の段階になったら緊急医療から保険診療に切り替える必要性についてのお話が印象に残りました。
尚、生活協同組合パルシステム東京様からは、熊本地震被災者支援活動、ハイチ地震被災者支援活動、ロヒンギャ難民支援活動、インドネシアスラウェシ島津波支援活動にもご支援をいただいております。心より感謝申し上げます。