広報担当参与 今井康人
AMDAは10月9日、モンゴルの首都ウランバートルにある不妊症専門病院・RMC(モンゴル再生医療センター)と連携協力協定を締結しました。
協定では、災害などの際、医療福祉面で被災者らをサポートするほか、RMCはAMDAの多国籍医師団に協力するなど相互扶助を通して世界平和に貢献するとしています。
AMDA本部で行われた締結式では、菅波茂理事長とRMCのノムンダリ院長が協定書に署名。ノムンダリ院長は「締結ができ、本当に心強い。AMDAの理念である相互扶助の精神を生かして活動していきたい」とあいさつ。菅波理事長は「締結に当たり、不妊症の臨床技術に優れた倉敷成人病センター及び岡山二人クリニック、そして医療機器メーカー株式会社アステックには大変お世話になった。感謝したい」と述べました。
ノムンダリ院長は、高校時代の1年半、広島市に留学。モンゴル国立医科大学に在学中には、AMDAがモンゴルで取り組んだ眼科健診で通訳を務めてもらうなど菅波理事長とは10年を超す交流があります。西日本豪雨の際は1000ドルのご寄付を頂きました。
RMCは2017年、モンゴルでは3番目の不妊症専門病院として設立。患者数は年間で約1000人。モンゴルでは約10%が不妊症とされています。