AMDA速報11 西日本豪雨災害被災者緊急支援活動 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報11 西日本豪雨災害被災者緊急支援活動

AMDAは7月16日時点、総社市および倉敷市真備町にて、5チーム体制で以下の緊急支援活動を実施している。活動に際してはAMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム*協力医療機関や協力団体である生活協同組合おかやまコープ様などからもスタッフの派遣協力をいただいている。

*当プラットフォームは、AMDA、岡山県、香川県、高知県、徳島県の協力自治体、協力医療機関と企業などにご参加いただいて、南海トラフ災害が発災した際、協力して被災地支援を行っていく体制のこと。







【勤労者総合福祉センター・サンワーク総社 (総社市真壁) 避難所での健康支援活動】

16日も前日に引き続き、避難所・サンワーク総社で避難者を対象に看護師による衛生管理、生活や健康についての相談などを実施。看護師は個別に体調などを聞き取り、更に熱中症予防として積極的な水分補給を呼びかけた。また、避難所で体を動かす機会が少ない人たちのために、JRAT(大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会)にご協力いただき避難所で過ごす方々に体操への参加を促し、ラジオ体操及び誤嚥にナラん!体操などを実施した。17日も引き続き、看護師が同避難所で活動を継続した。



【総社市下原公会堂(総社市下原) 救護所での医療支援活動】

3連休の最終日も、総社市が運営する下原公会堂救護所にAMDA看護師1名と医療調整員1名を配置。酷暑の中、復旧作業中に熱中症の症状を訴えるケースがしばしば見られた。今回熱中症等で救護所を訪れた15名のうち、2名が救急搬送された。当初、連休限定で開設する予定だった救護所だが、17日も延長し活動を行った。



【総社市昭和公会堂(総社市美袋) 救護所での医療支援活動】

前日に引き続き16日も、被害の大きかった昭和地区にある救護所にてAMDA看護師1名と医療調整員1名が体調不良で救護所を訪れた5名の健康状態を確認した。臨時ごみ集積場でガス臭がするという連絡を総社市が受け、救護所チームは気分が悪くなっている人がいないか確認のため総社市職員と現地に行くも、特に症状を訴える人は確認されなかった。16日で終了する予定だった本救護所は17日も開設し、引き続き復旧作業をする人たちを支えている。



【倉敷市立岡田小学校(真備町岡田) 災害鍼灸支援活動】

AMDA災害鍼灸チームと岡山県鍼灸師会が協働で鍼灸治療の支援を継続。16日は窓に寒冷紗を設置、更にAMDA南海トラフ災害対応プラットフォームにてご協力をいただいている岡山経済同友会防災・BCP委員会の清水男委員長が提供してくださった氷柱2本を治療室の扇風機の前に設置し、室内の暑さが和らぐ環境を整え、避難者に更に快適なサービスを提供できるよう心がけた。この日は4名の鍼灸師が合計38名に鍼灸治療を行った。受益者の方からは「ここに来るとホッとする(60代女性)」「リラックスできた。首が軽くなった(70代男性)」などの声が聞かれた。



【倉敷市立岡田小学校(真備町岡田) 弁護士による無料相談と在日外国人被災者へのサポート】

15日より実施した弁護士による無料相談は2日目を迎えた。初日は相談が3組だったが16日は5組、相談内容は住宅に関することが多く、特に損害賠償や相続についての相談だった。相談者からは「話を聞いてもらえてよかった(60代男性)」「話を聞けて良かった(50代ご夫婦)」などの感想が聞かれた。無料相談のチラシを見て「今日は都合が悪いけど、もう少し継続してやってほしかった」と残念そうに言われる方も見られた。



■協力機関等からの派遣者(7月16日 総社市) *職種別五十音順

関 洋美(せき ひろみ)看護師/AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム協力医療機関・佐々総合病院/39歳

西村 公江(にしむら きみえ)看護師/かとう内科並木通り診療所/45歳

堀内 美由紀(ほりうち みゆき)看護師/AMDA緊急救援ネットワーク登録メンバー/55歳

堀野 大樹(ほりの だいき)看護師/AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム協力医療機関・戸塚共立第2病院/41歳

原田 弥生子(はらだ みおこ)医療調整員/AMDA兵庫/51歳

渡邊 寛史(わたなべ ひろし)医療調整員/東京都立多摩総合医療センター/27歳

石原 光記 (いしはら こうき)調整員/地元ボランティア/19歳

立花 奈緒美(たちばな なおみ)調整員/地元ボランティア/49歳

立花 有梨(たちばな ゆり)調整員/地元ボランティア/21歳

難波 和代(なんば かずよ)調整員/地元ボランティア/29歳

山下 輝(やました あきら)調整員/生活協同組合おかやまコープ/44歳

山上 正道(やまがみ せいどう)調整員/AMDA社会開発機構(AMDA-MINDS)/48歳



■協力機関等からの派遣者(7月16日 倉敷市真備町) *職種別五十音順

田村 成美(たむら なるみ)看護師/AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム協力医療機関・倉敷平成病院/28歳

今井 賢治(いまい けんじ)鍼灸師/帝京平成大教授、AMDA災害鍼灸ネットワーク代表世話人/53歳

小原 陸夫(こはら りくお) 鍼灸師/岡山鍼灸師会/50歳

竹井 理紗 (たけい りさ) 鍼灸師/岡山鍼灸師会/24歳

東原 広一郎 (ひがしはら こういちろう)鍼灸師/岡山鍼灸師会/40歳

賀川 進太郎(かがわ しんたろう)弁護士/賀川法律事務所/55歳

加藤 高明(かとう たかあき)弁護士/賀川法律事務所/35歳

石堂 智行(いしどう ともゆき)医療調整員/AMDA ERネットワーク登録メンバ―/48歳

藤本 瑞穂(ふじもと みずほ)医療調整員/AMDA兵庫/47歳

板谷 尚昌(いただに たかまさ)調整員/AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム協力医療機関・倉敷平成病院/46歳
小椋 健大朗(おぐら けんたろう)調整員/地元ボランティア/21歳
小椋 順子(おぐら じゅんこ)調整員/地元ボランティア/51歳

■本部からの派遣者(派遣順)
難波 妙(なんば たえ)調整員/AMDA本部職員/総社市在住/55歳
橋本 千明(はしもと ちあき)看護師/AMDA本部職員/岡山市在住/38歳
神倉 裕太郎(かみくら ゆうたろう)調整員/AMDA本部職員/岡山市在住/26歳
岩尾 智子(いわお ともこ)看護師(米国資格)・調整員/AMDA本部職員/岡山市在住/34歳
クリス バーフット 調整員/AMDA 本部職員/岡山在住/26歳

【皆様からの募金を受け付けております】¨C57C ■郵便振替■口座番号:01250-2-40709 口座名:特定非営利活動法人アムダ¨C58C  
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■PAYPAL・クレジットカードでの募金も受け付けています。詳細はホームページをご覧ください。

なお、ご寄付指定いただいた緊急救援活動の寄付総額が、その活動の支出経費を超えた場合には、他の緊急救援活動に充当させていただくことがあります。ご了承をお願いいたします。



【お問い合わせ】AMDAボランティアセンター

〒700-0013 岡山市北区伊福町3-31-1 TEL:086-252-7700 

FAX:086-252-7717 E-mail: member@amda.or.jp  http://www.amda.or.jp