8月半ばからの大雨によりバングラデシュ北部でも洪水が発生、8月21日時点で死者数114名、約700万人が被災した。この状況を受け、AMDAバングラデシュ支部は、日本バングラデシュ友好病院及びSociety for Anti Addiction Movement (SAAM)という地元の団体と合同で、8月22日から26日までの5日間、被害が大きいクリグラム(Kurigram)地区及びガイバンダ(Gaibandha)地区に医療チームを派遣し、緊急医療支援活動を実施した。
活動地では、被害者の方に飲料水や米、ジャガイモ、塩やビスケットなどの食品、マッチやろうそくといった生活用品を配布した。同時に医師2名による診療活動を実施、必要に応じて薬の提供まで行った。上記2地区の約3,480家族(約18,000人)がこの5日間で今回の支援を受け取ることができた。
活動後、洪水の状況は日に日に改善されているため、本活動は今回で一旦終了とするが、状況を注視し、必要に応じて対応していく。