AMDA速報3 スリランカ南西部洪水被災者に対する緊急医療支援活動 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報3 スリランカ南西部洪水被災者に対する緊急医療支援活動

モンスーンによる大雨に見舞われたスリランカでは南西部で洪水が発生している。AMDAスリランカが洪水発生翌日から活動を行っている。6月7日に日本からスリランカ入りしたAMDA調整員1名と看護師1名は、AMDAスリランカと現地協力団体であるセントジョン救急サービス スリランカ (St.John Ambulance of Sri Lanka) と合流した後、翌8日には洪水により被災したラトナプラ(Ratnapura)県カラデナ(Karadena village)村で支援活動を行った。

カラデナ村では水が引き始め、人々は通常の生活に戻りつつある。学校は再開しており、洪水で被災した学校は近くの学校を間借りして授業を再開している。しかし、被災した子どもたちの中には学用品などを失った子もいるため、AMDAでは学校に持っていく鞄、水筒、弁当箱を子どもたち約400人に配布した。加えて、洪水により蚊による感染症増加の可能性があることから、被災地域の約50世帯に蚊帳を配布し、学校や地域に置いている救急箱の医薬品の補充も行った。本日、配布できなかった被災地域にも、医療担当者を通じて今後200人分の学用品と蚊帳50張を被災者に届けていくよう調整している。支援物資を受け取った子供たちは笑顔を浮かべており、子どもたちの母親からは「このような災害があり、すべてのものを失った中、子供たちの笑顔を見ることができて安心した。」という声が聞かれた。

スリランカ災害管理センターによると、スリランカ南西部洪水による死者212名、負傷者150名、行方不明者78名、20,000棟以上が損壊し、約60万人の人の生活に支障が出ている(6月8日時点)。ラトナプラ県の担当者やコミュニティナース(保健師)によると、急性期の時期は過ぎ、避難所に避難していた人々も親戚の家や自宅に帰宅しており、避難所もほとんどが閉鎖している。AMDAは現地のニーズをもとに、明日も引き続き救援活動を継続していく。


  









【派遣者】

ニッティヤン・ヴィーラヴァーグ/調整員/岡山市在住 48歳 オーストラリア国籍スリランカ出身

AMDAインターナショナル事務局長

菅原 久美子 (すがはら くみこ)看護師/長野県松本市在住 37歳



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