AMDAと大規模災害時の連携協力協定を結んでいる総社市で11月20日、防災訓練(同市主催)が行われ、AMDAも参加しました。
訓練は総社市北小学校で行われ、警察や消防、自衛隊、自主防災組織などの団体、地域の方々など約400人が参加しました。
震度6弱の地震が発生し、同小学校体育館に避難所を開設し、地域の方々が避難するとの想定で行われました。
体育館避難所の中では、片岡市長から、「今日の防災訓練が単なる防災訓練ショーにならないよう、命を守るため真剣に取り組みましょう。また、避難所の様子を体験して帰ってください。」とお話されました。
その後地域の皆さまは市役所の方の立会いのもと、ダンボールベッドを組み立て、寝心地などを確認されていました。
同時に、AMDAからは熊本地震での経験を踏まえて講話をしました。
特に発災直後の避難所は大変混乱しているので、普段飲まれているお薬を把握しておくことや、避難されている方も皆で避難所を運営するという意識が大切であることをお話しました。
また、体育館内では総社市による救護所や、熊本地震テント村での活動の様子がDVDで紹介されていました。
救護所では血圧を測っていました。
校庭では、土のう積み訓練や初期消火訓練、AEDを用いた心肺蘇生訓練、炊き出しなどに地域の皆様は真剣に取り組んでいました。
同時に、自衛隊員による倒壊した家屋からの救助演習、市消防署による高所からの救出訓練、消防団による放水訓練なども行われました。