日本健康心理学会第29回大会で佐藤医師が講演 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

日本健康心理学会第29回大会で佐藤医師が講演

AMDAの緊急医療支援チームで活動していただいている佐藤拓史医師(福岡市在住)が11月19日、岡山大学で開かれた日本健康心理学会第29回大会で特別講演を行い、海外での活動について報告しました。

佐藤医師は10月14日~27日、大型ハリケーンに見舞われたハイチに飛び、西部モロン市を拠点に活動。

コレラが大流行し、開設したコレラ治療センター(CTC)の通路まで埋まるほど患者が殺到したとお話しました。

まず感染が拡大しないよう衛生面を改善、食料が不足している中で患者の栄養状態改善のため手作りスープを提供し、「喜んでもらって本当にうれしかった」と振り返りました。

さらに「医薬品の調達や患者搬送など、世界から集まった団体が役割分担することで効果的な医療ができた」「支援先の文化・風習を尊重するためローカルイニシアチブを大切にし、地域スタッフと協力して活動に取り組んだ」と述べました。







内視鏡の技術指導で訪れたスーダンでの活動にも言及。

無数の流れ星がきらめく砂漠の夜の素晴らしさ、どこの国を訪れても、子どもたちの生命力を感じるということをお話しました。

学会員や市民ら約100人が聴講。AMDAの理念である「多様性の共存」や「相互扶助」の考え方など多様な質問が相次ぎました。