AMDAは2010年のハイチ大地震で被災した地域への復興支援を継続しています。2016年AMDAハイチ支部は第6回無料歯科検診事業を1月30日にフォンデネグ市のサルベーション・アーミー病院で実施しました。
AMDAはこれまで2010年のハイチ大地震の被災者に様々な支援プログラムを行ってきました。
1. 一年間にわたる義肢支援事業。AMDAが日本人義肢装具士をハイチに派遣し、災害で被害を受けた人々に義肢を製作し提供
2. 3年連続で実施されたスポーツ親善交流プログラム。ハイチ、隣国のドミニカ共和国、日本の中学生を招へいしサッカーの試合を開催
3. 義肢支援を受けた患者とその家族が集まるクリスマスを祝う会の実施
4. 定期歯科検診の実施
今回の無料歯科診療には、46名の方がアカン市やその他の地方から訪れ、歯科検診、歯のクリーニング、抜歯などの治療を受けました。患者の中には、生まれて初めて歯の治療を受けるという方もいらっしゃいました。また歯学部の4回生マキシム・フロラディンによる口腔衛生教育も行われ、年に2回は歯科医による検診を受けるようアドバイスを行いました。
参加した患者からは今回実施した地域以外の様々な地域で歯科検診を実施してほしいとの要望が多くありました。初めて歯科検診を受けたという方もおり、患者の多くはこの歯科検診事業に満足していました。