ハイチ大地震 復興支援事業 第4・5回無料歯科診療を実施 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ハイチ大地震 復興支援事業 第4・5回無料歯科診療を実施

AMDAは2010年のハイチ大地震で被災した地域への復興支援を継続しています。2015年AMDAハイチ支部は第4回無料歯科検診事業を1月31日にフォンデネグ市のサルベーション・アーミー病院、第5回を9月4日にアカン市のボッソ文化センターでそれぞれ実施しました。AMDAはこれまで2010年のハイチ大地震の被災者に様々な支援プログラムを行ってきました。

1.    一年間にわたる義肢支援事業。AMDAが日本人義肢装具士をハイチに派遣し、災害で被害を受けた人々に義肢を製作し提供

2.    3年連続で実施されたスポーツ親善交流プログラム。ハイチ、隣国のドミニカ共和国、日本の中学生を招へいしサッカーの試合を開催

3.    義肢支援を受けた患者とその家族が集まるクリスマスを祝う会の実施

4.    定期歯科検診の実施

2015年の2度の歯科検診事業では、アカン市や他の地方から合計で83人の患者が歯科検診を受診しました。彼らは口内検査、歯科検診、歯のクリーニング、歯の修復、抜歯などを受けました。また、AMDAハイチ支部長のマック・ケビン・フレデリック歯科医による口腔衛生教育も行われました。
















地元の住民は歯科医に受診するためには遠くにある病院まで行かなければならず、歯科検診や口腔衛生教育はほとんど受ける機会がないので、この歯科検診事業はとても貴重な機会となっています。患者の中には人生で初めて歯科医に会ったと述べている人もいました。地元の人によると、この地域の多くの人は今まで歯科医を受診したことがないそうです。参加した患者の多くはAMDAハイチの歯科医チームに感謝の言葉を述べていました。