ネパール中部地震被災者に対する緊急医療支援活動 速報16 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ネパール中部地震被災者に対する緊急医療支援活動 速報16

5月12日にマグニチュード7.3という大きな余震に襲われたネパールで、引き続きAMDA多国籍医師団による医療支援活動が継続されている。

AMDAネパール支部の医師が所属するトリブバン大学教育病院でも、更なる余震に対する恐怖から屋外で過ごしている患者も多い。また、12日の余震直後は、100人以上の負傷者に対応。患者たちは、屋外にベッドごと避難した後、余震の恐怖のために病棟に戻りたがらず、1日経過したあとも屋外で過ごしていた。外傷の患者も多くいたが、それに加え、精神的なストレスからの症状やパニック症候群などで病院を訪れる人も増えている。震災から2週間を過ぎ、復興に向けて歩みを始めたところにこの余震が発生したため、ショックを受けている被災者が多くいるように見られた。

また、12日に発生した余震の震源地となったシンデゥパルチョク郡ではAMDAネパール支部が中心となって医療支援活動を実施していた。余震の際には仮設で設置していたAMDAの仮設診療所のすぐそばまで、土砂が押し寄せ、建物が押しつぶされた。幸いなことに、活動を行っていた医療チームは全員無事を確認することができた。15日には、政府によって被災地で活動する医療NGOの活動地が割り振られたため、日本からの派遣者を含むAMDA多国籍医師団は、ゴルカ郡(Gorkha)、ヌワコット郡(Nuwakot)での活動を一旦終了し、担当地域となったシンデゥパルチョク郡(Shindhupalchwok)カダンバス(Kadambas)での活動のため移動。ネパール軍から提供を受けた3つのテントを仮設診療所として、明日から無料診療を行う予定。なおこのネパール地震による5月15日までの死者数は8,316人、負傷者16,808人。12日に発生した余震により、死者、負傷者が増加している。さらに、420万人が被災し、280万人が住居を失い、避難生活を余儀なくされている(WHO,UNHCR発表) 。

これまでの国別職別派遣者数(ネパールを除く) 5月15日現在

国名医師看護師助産師薬剤師理学療法士調整員
日本65211318
カンボジア*1100002
インド*1100002
バングラデシュ*1000001
カナダ*2000002
フィリピン*2000002
合計137211327

 

*AMDA支部およびGPSPメンバー

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