日本から出発した医療チームを含めたAMDA多国籍医師団は、ネパール 各地での医療支援活動を展開している。本日7日には、バングラデシュからもの医師1名がネパール入りし支援 活動に加わった。
カブレパランチョク郡(Kavrepalanchwok)
AMDAチームは現地協力者と、マジ村(Majhi)で支援物資の配流を被災家族100 世帯に対し実施した。米、塩、レンズ豆、石鹸、米フレークを1世帯ずつ にパックし配布することができた。
物資配布を行ったマジ村は、山道を1時間以上走り、瓦礫をどけながら辿 り着くという非常にアクセスの悪い地域であり、そのため地震から一週間 の間、支援が入っていなかった。この村には100世帯の約600人が住んでお り、地震により死者10人、村内の全94戸の家が被災したという。形が少し 残っている建物もあるが、住める家は一件もないという。
バクタプル郡(Bhakapur)
AMDAネパール支部が巡回診療を実施しているカマルポカリ町 (Kamal Pokkari) チャマシング(chamasing)は、約80% の家が崩壊している。食べ物が十分に届いておらず、さらにこれから気温が上昇するため飲 み水の不足が懸念されている。巡回診療とともにビスケットと水の配布を 実施した。
シンデゥパルチョク郡(Sindhupalchowk)
シンデゥパルチョク郡カディチョウル(Khadichaur)で活動を行っ ているAMDA多国籍医療チームは、5月6日にも医療支援活動を実施。
ダマックAMDA病院からの医療チーム医師1人、看護師3人が合流し、22人 の診療を行った。外傷や内科疾患、不定愁訴と様々な症状が見られた。この地域は、周囲を急な山肌に囲まれ、余震も続いており、土砂崩れは 頻発している。地元の方の話では、昨年夏には、川の数キロ上流で大規 模な山崩れがあり、民家を飲み込んだ挙句に川の流れをせき止めて上流 の集落が水没したという。大地震の後で地盤が緩んでおり、今後大雨が 来たら注意が必要である。未だ通信状況も悪く、支援物資も充分でない状況が続いている。
AMDAの無料診療に訪れた被災者からは「何もかもがなくなってしまった。 夜は寒いし、冷たい土の上に寝ているから体中が痛い」「家が全壊して しまった。子どもが11人もいるがこの先どうやって生活できるかわから ない」などの声が聞かれた。6日にネパールに到着した日本からの第4次派遣チームも、7日朝、カト マンズから約3時間かけて移動し、シンデゥパルチョク郡での医療 支援活動に合流した。
【皆様からの募金を受け付けております】
●郵便振替:口座番号01250-2-40709
口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●楽天銀行:ロック支店 店番202 普通預金7002547
口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●銀行振り込み:中国銀行(銀行コード168) 一宮支店(店番188)
普通口座1347410 口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●クレジットカード募金:
◇AMDA全日信販カード
https://amda.or.jp/content/content0001.html
◇オンラインクレジットサイトGiveOne
http://www.giveone.net/cp/PG/CtrlPage.aspx?ctr=pm&pmk=10409
AMDAへのご寄付は税控除の対象となります。
詳しくは以下をご覧ください。
https://amda.or.jp/content/content0703.html
【お問い合わせ】
AMDAボランティアセンター
〒700-0013 岡山市北区伊福町3-31-1
TEL:086-252-7700
FAX:086-252-7717
E-mail: member@amda.or.jp
http://www.amda.or.jp