地震発生から1週間が経過した。山間部の地域では、被災した村であっても道路の崩壊や、山崩れなどによりアクセスが非常に困難なため未だ孤立状態が続く村々が存在している。
30日に、支援の行き届かない山間部のバグマティ県(Bagmati )シンデゥパルチョク郡(Shindhupalchwok)マンハ市(Mankha)ハチャトゥル地区(Khadichaur)にあるシンドゥ サダバハール病院(SindhuSadabahar)にて医療支援活動を行っていた第1次医療チームは、5月1日、日本からの支援物資を受け取るべく、カトマンズに移動した。29日に日本とバングラデシュを出発した第2次AMDA医療チームは、カトマンズに到着後AMDAネパール支部と合流し、5月1日には第1次医療チームの活動するシンデゥパルチョク郡に、第1次医療チームと入れ替わる形で到着した。ダマックAMDA病院からの医療チームとも合流することができた。
30日に日本を出発した第3次AMDA医療チームは、5月1日夕刻に日本からの支援物資とともにカトマンズに到着。トリブバン大学にてAMDAネパール支部の医師らとともに今後の支援活動や支援物資についてミーティングを行った。トリブバン大学医学部教育病院では、発生当日からAMDAネパール支部の小児整形外科医と整形外科医が手術室に詰めていることが分かった。未だ山間部の地域に支援が行きわたっていないことなどから、山間部での支援活動を行うことを決定。第1次、第3次医療チームは、第2次医療チームが活動を続けているシンデゥパルチョク郡に、5月2日、日本から持ち込んだ支援物資とともに、向かっている。
さらに余震が続くため、屋外での避難生活をしている被災者が多くいる中、避難用のテントはおろか、雨をしのぐための屋根もない状況で路上避難生活を余儀なくされる被災者が多くいることから、テント、ブルーシートの追加支援を決定。これを受けてブルーシートのトップメーカーである萩原工業株式会社(本社:岡山県倉敷市水島)から100枚のブルーシートが2日朝、AMDA事務所(岡山)に届けられた。
このブルーシートは5日日本を出発する第4次医療チームの出発に合わせて、被災地に届けられる予定。
日本から出発したAMDA医療チームのこれまでの動き
地震発生の翌日、26日に日本を出発した第1次AMDA医療チームは、翌27日にはカトマンズにてAMDAネパール支部のメンバーと合流。同日、バグマティ県(Bagmati Zone)カトマンズ郡 (Kathmandu)サンクー市(Sankhu City)での巡回診療を実施した。28日にはクラルタール村(Khulaltar)でのテントを戸別に訪問する形で衛生指導を実施した。さらにAMDAネパール支部長が勤務するトリブバン大学に視察とミーティングのため立ち寄った。29日には支援の行き届かない山間部の支援を行うべく、陸路で丸一日をかけてバグマティ県シンデゥパルチョク郡マンハ市まで移動し、翌5月1日には終日、ハチャトゥル地区にあるシンドゥ サダバハール病院にて医療支援活動を行った。
なおこの地震による死者数は6250人、負傷者数14357人、16万戸以上の家屋が全壊しており、14万戸を超える建物が半壊している。あと6週間ほどでモンスーンが発生する季節が近づいていることから、更なる被害拡大が懸念されており。それに備える形で被災者のためのテントの確保が急務である。(国連人道問題調整事務所, 5月1日発表)
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