2014年11月20日、インドのビハール州ブッダガヤにあるAMDAピースクリニックにおいて開院5周年記念式典がおこなわれました。
AMDAピースクリニックは、仏教寺院に隣接しおり、海外からの観光客にアユルベーダ治療を提供し、その収益を地元住民の医療サービスに還元していくことを目的とし、2009年に設立されました。
地域の妊婦と新生児に対するケアのニーズが非常に高いこと、また周辺地域の子供の死亡率が高いことなどから、2014年からは、アーユルヴェーダを中心とした治療活動から、母子保健に特化した医療施設としてAMDAピースクリニックを再稼働しています。
2014年10月より、地元の看護師1名とスタッフ1名の計2名で、近隣のピパーパテイ村内の50世帯を訪問し、村の生活様式などを調査したうえで、看護師が村内の妊婦や乳幼児の母子に指導をしています。
11月20日に、クリニックに隣接するお寺にて執り行われたAMDAピースクリニック5周年記念式典には、当事業信託財団関係者である地元の方たち、日蓮宗ご関係の皆さま、島根県からお越しになった約20名の方々、菅波代表ならびにAMDA本部スタッフが参加しました。
記念式典は、日蓮宗ご住職によって、当事業の発展が祈願され、地元子どもたちへ奉納されたお菓子が配られました。式典後の信託財団理事会においては、当事業の目的や今後の運営について関係者全員で話し合いをしました。
翌21日には、クリニックスタッフ、信託財団関係者と菅波代表でピースクリニックの今後の方針についての話し合いを行った後に、ピパーパテイ村の村長さん宅を訪問し村の現状についてお話を伺いました。