2014年10月31日、第5回目となる「復興グルメF-1大会ボランティアバス」を福島県相馬市で開催される「第8回復興グルメF-1大会」に合わせて運行しました。
これは2013年10月から実施し、南三陸町(宮城県)、南相馬市(福島)、七が浜町(宮城県)、陸前高田市(岩手県)に向けて運行したボランティアバスの第5弾にあたります。
AMDA東日本大震災復興支援事業として実施している復興グルメF-1大会の準備から当日の運営、片付けまでを担うボランティアを募集し、被災地の方とともにイベントを成功させ、復興に向けた喜びを共有することが大きな目的です。
さらに被災地の現状を参加者にも多く知っていただきたいという思いから被災地の視察や現地の方との交流なども盛り込んだプログラムです。
第5回目となったボランティアバスは中校生から60代の方まで年齢層も幅広く、現地合流の方も含めると、38名が参加しました。
【スケジュール】
10/31 20:00 岡山出発 車中泊
11/1 相馬市到着 被災地見学、研修、大会準備、懇親会 ホテル泊
11/2 大会運営ボランティア 夕方 相馬市 出発 車中泊
11/3 6:30 岡山着
到着後は、昼食を兼ねて、相馬市原釜地区の区長さんのお話を昼食時にお聞きし、その後バスで被災地の見学。地元の方々の案内により実際に波が到達した地域のほか、現在の漁業の現状や、農業の現状など若い方が風評被害の払しょくに取り組む姿を拝見することができました。
見学後には,AMDAのスタッフと、復興グルメF-1運営事務局員による研修会を実施し、F-1大会の意義などを再認識しました。
その後、会場設営を行いました。
この日は、15時まで地元のイベントが開催されておりテントの移動やテーブルの設置など、作業としては簡単なものとなりました。
その後夕食は懇親会形式で、岡山のボランティアの方々のほか、地元の方、またF-1大会参加者など多くの方を交えての交流会となりました。
大会当日は、参加者たちは、各ブースの手伝いをし、チームの一員として大きな声で呼び込みを行ったり、笑顔でグルメを手渡したりとあっという間に終了の時間となりました。
達成感に満たされた顔で、バスに乗り込んだ参加者の方からは
3日間のボランティア行程を終えて、
「初めてのボランティアで緊張したけど、本当に楽しかった!」
「自分もチームの一員として扱って下さり、被災地がすごく身近に感じられた」
「風評被害の深刻さを感じる場面もあったが、若い方が前を向いて頑張っておられる姿に自分も、頑張らなくてはと思った」
などの感想があげられました。
次回のF1グルメ大会は来年3月もしくは4月に岩手県大槌町での開催を予定しており、ボランティアバスも運行を予定しています。