2013年11月にフィリピンで発生した台風30号の被災地支援活動として、AMDAは地元協力機関と連携をしながら、医療支援を中心とした支援活動を継続している。8月と9月には、食料支援活動を実施することができた。
8月16日には、イロイロライオンズクラブ協力の下、イロイロ州パッシ市(Passi City) ポブラシオンイラヤ地区(Barangay Poblacion llaya )にて非常食であるアルファ米312食を104家族に配布することが出来た。
ライオンズクラブメンバーがアルファ米の作り方を説明した後、非常時に備えるため、アルファ米を他団体から提供されていた避難袋(水1リットル、いわしの缶詰、ビスケット、服、薬、ろうそく、懐中電灯、マッチ、重要な書類)に入れるよう指示があった。
また、9月1日には、大雨が降ると洪水になるイロイロ州イロイロ市ドゥンゴンA(barangay Dungon A)地区においてアルファ米188食が30家族に配布された。
一家族につき3食のアルファ米を受け取り、多くの人が支援に対し感謝していた。
なお、今回支援物資を提供したパナイ島イロイロ州は台風30号で多大な被害を受けた地域の一つである。台風通過後、AMDAではイロイロ市ライオンズクラブと協力し、台風被災者に対する緊急医療支援活動を行った。イロイロ市ライオンズクラブでは、その後も被災地での活動を継続している。