7月19日、AMDAフードプログラムの圃場がある新庄村野土路地区で野土路地区主催の「ホタル祭り」を開催しました。(後援:AMDA)
天候は曇り時々ゲリラ豪雨というなかで、開催が心配される天気ではありましたが、開催の時間には天候も落ち着き、たくさんの方の笑顔が集う会となりました。
地元の方のほか、AMDA野土路農場のスタッフや研修生をはじめ支援者や在日外国人の方、AMDAの関係者など50人以上の方がホタル祭りに参加しました。
バスで新庄村を訪れた参加者の方々は、ホタル祭りの前に、AMDA野土路農場を訪れ、AMDA野土路農場のスタッフから、栽培している野菜やアヒル農法についての説明を聞きながら、バスの社窓から元気に田んぼの中を泳ぐアヒルの姿を楽しみました。
また、今年は田んぼにフィリピン、マレーシア、日本の看板を立てた3つの案山子も設置され、参加者を歓迎していました。
今年はほたる祭りにあわせて、愛宕祭りも行われました。愛宕祭りは、新庄村野土路地区に伝わる火の神様を祭るお祭りで、当日は地元の宮司様による祝詞も読み上げられ、火を焚いて安全祈願を行いました。
ホタル祭りの会場となった有機農業サポートセンター駐車場には、新庄村野土路地区の方々による地元の野菜や山菜をふんだんに使ったお料理が所狭しと並べられ、バーベキューの美味しい匂いが立ち込めました。参加者の方々、川のせせらぎを聞きながら五感を使って新庄村の夏を堪能しました。
日が落ちてから、ホタル鑑賞へと移動しました。今年は数多くのホタルを見ていただくことができました。森の中で優しく光るヒメボタルの自然の明かりに参加者は一様に感動し、歓声をあげていました。
豊かな自然環境を残す新庄村で有機農業に取り組んでいることの意味を考え直すことができた夕べとなりました。