インドネシアのスラウェシ島マリノ村のAMDAマリノ農場では、イカワティ・タリブさんが岡山県新庄村で学んだ有機農業を行い、初めての収穫を迎えました。
イカワティさんは2013年4月から10月までの半年間、岡山県新庄村に滞在しながら有機農業を学びました。帰国後は、2014年1月からAMDAインドネシアが所有するAMDAマリノ農場で有機農法による稲作と畑作を実践しています。
今年1月に植えた稲は、7月に収穫作業を終えました。畑では、サウィ(インドネシアの葉野菜)、ナス、空芯菜などを育てています。最近トマトの苗を植えたばかりです。
AMDAマリノ農場は初めての収穫を終えた | 写真をやりとりしアドバイスを行う |
2014年2月に新庄村の坂本賢治氏がマリノ農場を訪れて技術指導した堆肥や、焼きすくも(籾殻焼き。土壌改良材として使用される)は、イカワティさんによって徐々に村の人びとに作り方が広まっています。
マリノ村で作った焼きすくも | 7月に植えた苗 |
AMDAの農場でも焼きすくもが使われていますが、ナスが良く成長していて焼きすくもの効果が発揮されています。イカワティさんは、体調不良で農場で作業することができない時期もありましたが、「新庄村の皆さんに教えていただいたことを故郷で活かしたい」という熱い思いで復帰し、今は毎日元気に農場でお米や野菜を作っています。
焼きすくもづくりの様子 | 焼きすくもづくりを行うイカワティさん(写真手前) |
<現在のマリノ農場のイカワティさんからメッセージ 2014年7月>
こんにちは。岡山の皆さん元気ですか?今週、私たちは残り半分の棚田の収穫をしました。それ以外には、野菜の成長の管理、焼きすくも作り、他の農家の方が堆肥を作るお手伝いをしました。私にとても良くしてくださった新庄村の皆さんがとても懐かしく、また会えるといいなと思っています。もし時間があったら、マリノのバトゥラピシに遊びに来てください。