ボスニア・ヘルツェゴビナ洪水 被災者に対する緊急医療支援活動開始 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ボスニア・ヘルツェゴビナ洪水 被災者に対する緊急医療支援活動開始

5月13日にボスニア・ヘルツェゴビナとセルビアを中心としたバルカン半島でサイクロン・タマラ(Tamara)が発生し、1894年の観測史上最悪となる豪雨に見舞われた。

3か月分の雨量が、3日間で降り、地滑りや、川の氾濫などによりボスニアの40%以上が洪水の被害を受ける非常事態となった。この洪水による被害はボスニアだけでなく隣国セルビアやクロアチアにも被害が及んでおり、死者44人、避難者数は3万7000人以上、今後も当面水のひかない状況が続くと予想されているため、感染症の発症などが懸念されている。さらにボスニアには1990年代の内戦中に埋められた多くの地雷が残っており、この洪水により流される危険があるとして、ボスニア当局が注意を呼び掛けている。(ACAPS:Assessment Capacities Project 5月19日発表)
 


ボスニア洪水被災地に
出発するAMDA看護師

このような状況の中、5月16日にAMDAボスニア支部長(バニャルカ在住)から救援要請の第一報が入り、AMDAでは被災地へAMDA本部から看護師の派遣を決定。5月21日に日本を出発して、隣国セルビアを経由して被災地バニャルカ(Banja Luka)を目指す。バニャルカで、AMDAボスニア支部の医師らと合流し、現地の状況調査を行い、必要な支援を行っていく。なお、ボスニアを含む旧ユーゴスラビアでのAMDAの活動は下記の通り。今後は平和構築を視野に入れて、支援活動を行っていく。

■出発便
5月21日
14:34 岡山発 さくら552号 新大阪
(14:10 岡山駅新幹線中央改札口前 集合)
5月21日
22:30 関空発 (TK47便)
5月22日
05:35 イスタンブール アタテュルク国際空港着(トルコ)
5月22日
07:25 イスタンブール アタテュルク国際空港発(TK1081便)
08:05 ベオグラード・ニコラ・テスラ空港着(セルビア)
5月22日
13:55 ベオグラード・ニコラ・テスラ空港発(セルビア)(JU102便)
14:45 バニャルカ空港着(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

■派遣者 プロフィール
岩本 智子 (いわもと ともこ) :AMDA国際部 プロジェクトオフィサー
看護師(米国資格)/岡山県在住

■これまでのボスニア・ヘルツェゴビナを含む旧ユーゴスラビアでの活動
【1996/1】ボスニア 難民被災民救援プロジェクト
【1996/1】ボスニア医療支援プロジェクト
【1996/11】ボスニア医師専門技術研修プロジェクト
【1997/6】ボスニア 難民被災民救援プロジェクト
【1997/11】ボスニア医師専門技術研修プロジェクト
【1999/6】コソボ・メトヒヤ自治州プロジェクト
(家庭医育成プログラム、医療施設の建築ほか)

【AMDA街頭募金のお知らせ】
ボスニア・ヘルツェゴビナ洪水被災者に対する緊急医療支援活動のための街頭募金を行います。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
■日時:
5月26日(月) 12時00分~12時30分
■場所
岡山高島屋 正面玄関前あたり
■参加予定者
AMDAボランティア、AMDA職員等


【皆様からの募金を受け付けております】
●郵便振替:口座番号01250-2-40709
口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●楽天銀行:ロック支店 店番202 普通預金7002547
口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●銀行振り込み:中国銀行(銀行コード168) 奉還町支店(店番102)
普通口座2070291 口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●クレジットカード募金:
◇AMDA全日信販カード
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【お問い合わせ】
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〒700-0013 岡山市北区伊福町3-31-1
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