1月21日に、医薬品や支援物資を購入したAMDAインドネシアチームは、翌22日、次の活動地であるテルナテ村(Ternate)に移動した。
テルナテ村は、1月15日に発生した洪水の被害が最も大きかった地域の一つである。この洪水による死者はいないものの、家屋3棟が全壊、被害の大きいもの小さいもの含め284棟が被害を受け、1,000家族以上3589名が避難施設での生活を余儀なくされていた。
道路など、まだ冠水したままであり、AMDAインドネシアチームの活動拠点となった保健施設へは徒歩での移動となった。この地域では、毛布や飲料水、食べ物、衛生物資が不足していたため、救世軍と協力し、インスタントラーメン・飲料水・石鹸の支援物資を配布した。
医療支援には、200名ほどの患者が訪れ、診察を受けた。主な疾患は、腹痛・発熱・頭痛・皮膚掻痒であった。
さらに23日には、マナド国立中学校の1993年卒業生有志とともに、ティカラ・ダラム地域を訪れ、飲料水・米・古着を配布した。
受益者からは、「この支援をとても感謝している。たくさん支援は入っていたが、こんな、小さい通りの奥までは来てくれなかった。」と感謝の言葉が聞かれた。