東日本大震災 音楽家による支援・チャリティーコンサートin東北 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

東日本大震災 音楽家による支援・チャリティーコンサートin東北

音楽家の方々による、被災地支援の形として9月、10月に東北でチャリティーコンサート実施しAMDAでは開催のためのコーディネートを行いました。

久保陽子と仲間たちin雄勝&牡鹿

2013年9月22日から24日の期間に、ヴァイオリニストの久保陽子氏を筆頭にソプラノ歌手の佐々木英代氏、ピアニストの荒木渉氏、メゾソプラノ歌手の平田八千代氏、チェリストの三船文彰氏が宮城県石巻市雄勝町、牡鹿を訪れクラッシックの名曲を演奏してくださいました。












本演奏会の開催は、普段生のクラッシック音楽を聴きにに行けない地域の人たちに音楽を届けたいという温かい思いから実現に至りました。

演奏会の会場となったのは「特別養護老人ホーム 雄心苑」「特別養護老人ホームおしか清心苑」「オーリンクハウス」「大須老人憩いの家」。
 

雄勝町だけでなく、牡鹿の方からも、来場してくださり、多くの方々が、心温まる素晴らしい音楽に涙していました。
「最高の音楽を雄勝で聴けて感激!!」
「73年間生きてきた中で、一番幸せな日だった」
「夢のような時間でした」
「この演奏を聴きに、雄勝に帰ってきました!」
などなど、来られた方皆さんコメントを頂きました。
 

20名~30名の小さな演奏会ばかりでしたが、地元の方々と心の通じ合う演奏会になりました。
 

また音楽家の方からも
「この10数年来、音楽を通して日本の素晴らしさに出会いたい、と願って来ましたが、この度はまさにそういう旅でした。」
とメッセージを頂きました。

声楽&バイオリンによる演奏会in大槌・釜石

2013年10月4日から6日の期間に、声楽家の中谷和子氏、ヴァイオリニストの入江祥文氏、ピアニストの西牧尚子氏によるファミリーコンサートが岩手県大槌町、岩手県釜石市で開催されました。
 

岡山から岩手へ心を音にのせてというメッセージとともに岩手県立釜石病院、特別養護老人ホーム「らふたぁひるず」、カトリック釜石教会を会場に開催しました。












クラッシックの名曲だけでなく童謡なども演奏され、重症の方が多い施設でも、皆さん歌を口ずさんだり、体を動かして音をとるなど、生演奏の迫力を堪能されていました。中には歌いながら涙ぐむ方もいらっしゃいました。
 

来場者の方からは
「ふるさとを歌っていて両親を思いだしました」
「おかげで、元気になりました。本当によかったです」
「ぜひまた来てください」
「素晴らしい音楽に癒されました」
「認知症の患者さんたちも普段はぼんやりしているのに、今日は目がキラキラしていました」等、様々な感想を頂きました。
 

演奏家の方々からは
「参加者の方も楽しんでくださって、とてもいい演奏会になりました。」
「釜石、大槌のご案内もとてもありがたくて、被災の様子、復興の現状がよくわかりました。」
「皆様にこんなに喜んでいただけよかったです。」等のコメントを頂きました。
 

普段言葉には出せない感情を表現する手段として音楽は欠かせないと改めて感じる会となりました。