8月18日夜から大雨により洪水被害が深刻化しているフィリピン北部・首都マニラのあるルソン島へ、8月24日に日本から医療チームを派遣し、AMDAはフィリピン軍と協働でブラカン州ハゴノイ市で物資支援・無料診療などの緊急医療支援活動を行った。
さらに、フィリピン軍は、8月31日、ヌエヴァ・エチハ州ラウール市シクロン村の小学校で医療支援を実施。AMDAが提供した医薬品を必要な症例に対し配布することができた。
7名の医師などで構成される医療チームは、総勢279名の患者を無料で診察した。 また、3名の歯科医が142名に対し歯科診療もおこなった。疾患としては、上気道炎・喘息・真菌感染などの患者が多く見られた。この地域も、洪水の被害を受けている。
この日は、また、子供たちに玩具も配られ、フィリピン軍には、子供たちの笑顔と感謝の言葉が贈られた。