山口・島根豪雨 被災者に対する緊急支援活動(総社市・AMDA合同プロジェクト)開始 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

山口・島根豪雨 被災者に対する緊急支援活動(総社市・AMDA合同プロジェクト)開始

 7月28日に山口県北西部および島根県南東部を襲った豪雨で、降り始めからの雨量は午後7時現在、島根県津和野町で381ミリ、吉賀町で236・5ミリ、益田市で73・5ミリとなった。県内を流れる川は一気に増水し、土砂災害や川の氾濫が相次いだ。住宅の浸水被害も多く、さらに各地で道路が寸断されているほか、一部では線路も流されるなど、甚大な被害が出ている。島根県津和野町によると、町内7カ所の避難所に101人が避難しており、29日になってから孤立していた地区の方々が防災ヘリによる救助活動が行われたという。また、寸断された道路などの復旧作業や行方不明者の捜索活動が続けられている。(29日午前)また、山口県によると、山口県山口市では4カ所、萩市11カ所、阿武町2か所の避難所が設けられており、多くの人が自宅に戻れないでいるという。

このような状況を受け、総社市が、甚大な被害を受けた山口県山口市、島根県津和野町への支援を決定したことから、AMDAグループとの多文化共生に関する協定に基づきAMDAとの合同緊急支援活動が決定した。AMDAからは1名の看護師(米国ライセンス)を派遣し、医療支援物資を中心とする物資の提供を行う。

なお、AMDAと総社市との合同緊急支援活動は、2011年1月ブラジルリオデジャネイロ洪水、2011年3月東日本大震災に続き3例目となる。

■主な支援物資

経口補水液/大人用紙おむつ/頭痛薬/総合風邪薬/鎮痛剤/消毒薬/外傷用軟膏/アルコールタオル/湿布薬/下着(男性用・女性用)/生理用品など

■派遣者出発について

7月30日(火) AM 9:00 総社市役所正面玄関前から総社市トラックに総社市職員とともに同乗

■『AMDAグループと総社市との 多文化共生に関する協定』について

2009年6月19日に、AMDA グループと総社市とは、国際貢献活動の推進による多文化共生の実現を目指し、平等互恵の連携協力を図るために協定を締結した。本協定は、人道的な視点による地域や個人の国際貢献活動等を通じて国際社会の平和と発展を願う意識を培うことにより、地域社会を生きる同じ人間としての相互扶助の精神や相互理解の心を国籍を超えて人々にはぐくみ、真の多文化共生の実現に資することを目的とした協定である。

2011年1月にブラジル連邦共和国リオデジャネイロ州で発生した台風による大雨の被災者に対しては、総社市とAMDAは合同ミッションとして、総社市役所職員1名とAMDA看護師1名が被災地を訪れ、緊急医療支援活動を行った。また2011年3月、東日本大震災の際には、岩手県で活動を行っていたAMDAの医療チームに総社市職員が合流し、食糧支援物資や生活支援物資の提供、被災地での炊き出しのほか電気自動車を貸し出しなど、総社市として連携協定に基づき、AMDAの医療チームの後方支援を行った。

■AMDA派遣者プロフィール

岩本 智子(いわもと ともこ)AMDA本部職員 プロジェクトオフィサー/看護師(米国ライセンス)

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