2013年1月23日、ブータン王国保健省より救命救急士のサルバジット・チェットリ氏が来岡した。
2010年に岡山市消防局からブータン王国に寄贈された高性能救急車の仲介をAMDAが行った。救急車は現在、チェットリ氏が救命救急士として勤務するブータン保健省医療ヘルプセンターで使われており、同国保健省より、車内搭載の救命救急装置等の活用技術向上のトレーニング依頼があった。AMDAから岡山市に依頼し、受諾され、今回の研修が実現した。
研修は岡山市消防局救急課指導のもと、主に岡山市北消防署、岡山大学高度救命センターなどの岡山市内関係機関で行われ、チェットリ氏は2月3日に離日する。
チェットリ氏は、「岡山滞在中にたくさん学び、得た知識をブータンの救急隊員に伝え、それがより多くのブータン人の命を救うことにつながることを願っている」と話している。
帰国後、ブータン保健省主催の講習会をチェットリ氏を中心になって開く予定。