東日本大震災・活動の様子14 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

東日本大震災・活動の様子14

岩手県大槌町を中心に活動を継続しているAMDA鍼灸師と6月上旬に被災地を訪れたAMDA調整員より、活動の様子と被災地の様子が届きました。

■鍼灸治療活動
震災によって鍼灸施設がなくなったため、現在巡回にて鍼灸診療を行っています。
避難所の中で鍼灸治療がしにくい場合には、車の中で鍼灸治療を行うなどしています。
高齢者の方や長引く避難所生活で体の不調を訴えられる方も多く、鍼灸治療は大変喜ばれています。

鍼灸治療中のプライバシーを確保するためにも、早急な鍼灸クリニックの設置が望まれており、AMDAではは鍼灸施設の設営に向けて準備を進めています。


避難所で鍼灸治療をするAMDA鍼灸師

巡回で鍼灸治療をするAMDA鍼灸師


■大槌町の様子
ここ数日強い余震が増え、また梅雨入りした東北地方。
完成した仮設住宅では入居が進められてています。
しかしながら5月末の大雨で地滑りが起きるなど、地震以降地盤の緩んできているようです。


 


完成した仮設住宅

大雨で地滑りがおきた山肌

■大槌再興(サイコー)祭り
6月の上旬に、大槌町で「大槌再興(サイコー)」祭りが開催されました。
会場となった中学校のグラウンドには大勢の人が集まり、会場は笑顔であふれました。
祭りに参加した,AMDA調整員によると、
「地元の商店街の方がテントでお店を開いていらっしゃったり、地元の有志が郷土芸能を披露したり。地元の方たちの復興に向けた力強い思いが感じられるお祭りだった」とのことでした。

 


大槌町再興(サイコー)祭りの様子1

大槌町再興(サイコー)祭りの様子2

大槌町再興(サイコー)祭りの様子3
大槌町再興(サイコー)祭りの様子4

■瓦礫の撤去が進む大槌町
震災から100日を過ぎ、瓦礫で覆われていた町は少しずつ変化を見せています。
まだまだ撤去作業の途中ではありますが、着実に復興へ向けて進んでいる様子がうかがえます。
 


2011年3月の様子

2011年6月の様子

  ■震災前と後の様子
同じ場所から撮影した大槌町の様子です。
綺麗な青い海と眼下に広がる大槌町の町は、震災後すっかり姿を変えてしまいました。
 

2011年震災前の大槌町
2011年震災後の大槌町