仙台市内で活動していたメンバーのうち4人は、15日岩手県に移動し壊滅的な津波被害をうけた地で活動を行うこととした。
4人(菅波医師、山本医師、高田医師、三竹看護師)は同日夕刻に釜石に到着し状況を視察、16日から、釜石中学校、釜石小学校、釜石市民体育館、大槌町立弓道場の各避難所を回った。
そのうち、釜石中学校、同小学校で高田医師が診療を行い、16日から避難所に泊まり込みで診療にあたっている。市民体育館では三竹看護師が看護を行い、同様に泊まり込みで当直診療にあたっている。明日17日からは同体育館に山本医師も泊まり込み各当直体制の予定。
16日の巡回診療場所は釜石中学校、釜石小学校、釜石市民体育館の3か所。
17日からは大槌町立弓道場も加え4か所と近辺の避難所にも巡回診療に出向く予定。大槌町では、津波後、町長も行方不明になるなど町役場も壊滅的打撃を受けており行政機能が失われている。
一方、一次派遣チームから活動していた仙台市では、15日は米川医師、渕崎医師、鈴木医師、指山医師、高田医師、三竹看護師、向井看護師、岡田運転手が活動に従事している。
15日、社会福祉法人東北福祉会せんだんの杜と宮城野地区の避難所─高砂小学校(1600人避難)、田子小学校(200人避難)、中野栄小学校(400人)、岡田小学校(800人)、宮城野小学校(200人)、原町小学校(300人)を回った。
16日には、通町小学校(90人避難)、原町小(300人)、高砂小(800人)、田子中学校(200人)、中野中学校(100人)、福室小(100人)、岩切中学校(160人)を回った。
風邪の症状がよくみられる。透析治療を受けられなくなった患者さんもいた。これらの避難所では電気が通じていた。高砂中(600人)鶴巻小(500人)には電気が通じておらず、風邪をひいている人が一層多い。
物資支援として、14日、15日両日にわたり、青葉区のNPO法人ひなたぼっこに米100Kg、おにぎり約300個、飲料水約100本、社会福祉法人東北福祉会せんだんの杜に、米20Kg、肉、野菜、石油ストーブ2台、木炭などを寄贈した。厳しい寒さが続く中、電気と食糧のない避難所の人々の健康の悪化が懸念される。
【 3月17日出発 第六次派遣者 】
■大城 七子(おおしろ ななこ)
:医師、沖縄県在住 <活動場所>釜石市、大槌町
■早瀬 麻子(はやせ まこ)
:助産師、兵庫県在住 <活動場所>釜石市、大槌町
■桂木 聡子(かつらぎ さとこ)
:薬剤師、兵庫県在住 <活動場所>釜石市、大槌町
■山上 正道(やまがみ せいどう)
:調整員、岡山県在住 <活動場所>釜石市、大槌町
■宮本 龍門(みやもと りゅうもん)
:調整員 <活動場所>釜石市、大槌町
■千葉まゆみ(ちば まゆみ)
:調整員、放射線技師、宮城県在住 <活動場所>:仙台
3月17日時点での派遣者数 計25人
医師10人 看護師4人 助産師1人 検査技師1人 薬剤師1人 調整員8人
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