ハイチコレラ対応 緊急医療活動 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ハイチコレラ対応 緊急医療活動

16日現在の情報で、AMDA医療チームは53人のコレラ患者を診察した。

コレラ患者の診療にあたるカナダ支部オズボーン助産師

ハイチ政情の不安のため、ハイチ入りをニューヨークで待機していた山本医師は、ドミニカ共和国サントドミンゴ経由で12月13日にハイチ入り。翌日フォンデネグ市のAMDA医療チームに合流した。フォンテネグ市のサルベーションアーミー病院(救世軍病院)で、山本医師、朴医師、松本看護師、ヴィーラヴァーグ調整員が18日まで活動した。引き継ぎとして16日には、AMDAハイチ事業ドミニカ駐在員の森田佳奈子調整員がハイチ入りし、続いて18日から新たにAMDAカナダ支部から医師1人がハイチに入り、同病院で診療にあたっている。山本医師、朴医師、松本看護師、ヴィーラヴァーグ調整員の4人は18日にハイチからドミニカ共和国サントドミンゴに移動し、その後帰国の途につき、20日夜帰国。


サルベーションアーミー病院では、週末に対応できる医師・、看護師が不足しているため、AMDA医療チームは、12.13日の土日も患者を診療した。16日現在の情報で、AMDA医療チームは53人のコレラ患者を診察した。


ハイチでは衛生状態が悪いこと、コレラに関する知識が不足していることなどから、感染者数は増加傾向にある。そのため、AMDA医療チームは病院内の診察活動と並行して、病院周辺のコミュニティーや教会で、住民を対象にコレラ予防の啓発を行っている。また、コレラから回復し、退院できる患者がいる一方で、次々と新しい患者入院している。定数15床のコレラ隔離部屋に、24人の患者が入院している(12月16日時点)。病院内での二次感染が起こらないように、病院内の消毒を徹底し、またコレラ患者の看病をしている家族に感染予防の指導を行っている。


◆20日現在 活動しているAMDAからの派遣者 計5人
フォンデネグ市サルベーションアーミー病院 (コレラ対応医療) 3人
・森田佳奈子 調整員 AMDAハイチ事業サントドミンゴ駐在
・エイミー・オズボーン 助産師  AMDAカナダ支部
・マック フレデリック 歯科医師 (現地協力調整員兼通訳)
AMDA義肢製作工房 DASH病院内 2人   
・八尾直樹 義肢装具士  ・大前良輔 義肢装具士


◆地震後からのAMDA多国籍医師団派遣のべ人数:医師20人・助産師1人・看護師9人・調整員11人・義肢装具士2人 計43人 12月20日現在

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