ハイチコレラ対応 緊急医療活動 第2次、第3次医療派遣 – AMDA(アムダ)
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ハイチコレラ対応 緊急医療活動 第2次、第3次医療派遣

AMDAはハイチ コレラ対応緊急医療活動として第2次、第3次医療派遣を決定した

救急医学および熱帯医学の専門医である県立広島病院救命センター部長・朴医師が、アムダのハイチコレラ対応緊急医療活動に第2次派遣として参加することが決定した。朴医師は、2010年1月のハイチ大地震の際、アムダ医療チームのメンバーとして活動の経験がある。


朴医師は、12月5日 13:00発の便で広島空港を出発して、成田、ニューヨークを経由した後、ハイチへ。12月6日には現地で活動を開始している、第一次医療チームと合流し、首都ポルトープランスの北西約90km、ハイチ共和国中北部にある アルティボニット県サンマルクの聖ニコラス病院でコレラ患者の診療や感染症予防活動を行うことを予定している。


現在のところ第3次派遣として、長崎大学熱帯医学研究所の山本太郎医師が12月8日に日本を出発し、ハイチ対応医療支援チームに加わることになっている。


12月1日に岡山を出発した第1次派遣者の、菅波医師、松本看護師は現地時間の12月2日にドミニカのサントドミンゴに到着。在ドミニカ共和国日本大使館との情報交換を行った。12月3日にはサントドミンゴで医薬品の調達とハイチへの陸路輸送の手配を行う予定。 また、二ティアン調整員と大前義肢装具士は、現地時間の12月2日にハイチ、ポルトー・フランスへ到着。二ティアン調整員は翌3日、活動場所となるサンマルクへ向かい医療チームの受け入れ態勢を整えるべく、現地での調整を行う。


国連人道問題調整事務所(UNOCHA)によると、11月27日の時点で、ハイチのコレラによる死者は1,817人。ハイチ全土での累計感染者数は80,860人と発表されている。アムダ医療チームが活動を予定しているアルティボニット県の感染者数は累計10,000人を超えると報告されており、都市部の貧困地域や農村部での感染が目立っている。


【第2次医療派遣者出発便】   (時間は出発地・到着地の時間)
12/05 ANA996便 広島空港 13:00発
12/05 AA168  成田(19:20)–ニューヨーク(18:20) 
12/06 AA837  ニューヨーク(09:15)–ハイチ(13:45) 

【第3次医療派遣者出発便】                         
12/07  JAL1854便 長崎空港 19:00発 
12/08 AA168  成田(19:20)–ニューヨーク(18:20) 
12/09 AA1529 ニューヨーク(09:15)–ハイチ(13:45) 


【第2次派遣者プロフィール】                       
■名  前 :朴 範子(ボク ノリコ) 広島県在住/ 熱帯医学・救急医学 専門
■所  属 : 県立広島病院救命救急センター 部長
2009年8月 アムダネパール中西部下痢疾患蔓延に対する医療支援活動に派遣
2010年1月 アムダハイチ地震被災者に対する緊急医療支援活動に派遣


【第3次派遣者プロフィール】                       
■名  前 : 山本 太郎(ヤマモト タロウ) 長崎県在住 / 熱帯医学 専門
■所  属 :長崎大学熱帯医学研究所国際保健学分野教授
2003年から2004年にかけて、ハイチのカポジ肉腫・日和見感染症研究所で上級研究員としてエイズ研究に従事。2010年のハイチ大地震では、国際緊急援助隊の一員として医療活動を行う。


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