スマトラ地震 緊急医療支援活動開始 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

スマトラ地震 緊急医療支援活動開始

 AMDAではインドネシアスマトラ島沖で25日夜発生した大規模な地震・津波の被災者に対する緊急医療支援を実施することを決定し、29日に、スラウェシ島のインドネシア支部医師らが、被災地に向けスマトラ島パダンに入った。

インドネシア・スマトラ島沖で25日夜大規模な地震が発生。震源地はスマトラ島西側のメンタワイ諸島の南280キロ、震源の深さは水面から約20キロ。マグニチュード(M)7.7の地震に続き、少なくとも14回の余震があった。 津波の高さは3~4メートルに達し、最も被害が大きい南・北パガイ島では内陸部の数百メートル中まで波が入り込み、10か所以上の村が壊滅状態という。津波の死者は28日現在370人に達し、行方不明者338人。災害管理当局によると、死者数はさらに200人ほど増える見通しだという。

AMDAではこの甚大な被害を鑑み、28日緊急医療支援活動の開始を決定した。まずはAMDAインドネシア支部から2人の医師と1人の看護師が、支部のあるスラウェシ島のウジュンパンダンからジャカルタを経由しスマトラ島パダンに、29日12時過ぎ(現地時間)に入る。このチームからの情報に基づき今後の継続チームの派遣計画を決定する。

【第一次チーム派遣者】 いずれもAMDAインドネシア支部より
ドナルド ドダ 麻酔科医 (男性) インドネシア・ハサヌディン大学医学部付属病院勤務
ファハルディン 麻酔科医 (男性)  インドネシア・ハサヌディン大学医学部付属病院勤務
バスタミン 看護師 (男性)  インドネシア・ハサヌディン大学医学部付属病院勤務

3人の移動予定 (いずれも現地時間)
ウジュンパンダン – ジャカルタ : 06:00 – 07:20   29日
ジャカルタ – パダン       : 10:25 – 12:05   29日

【AMDAがインドネシアで実施した主なプロジェクト】 
・2009年9月 スマトラ島沖地震 緊急医療支援
・2007年スマトラ島北部洪水 
・2006年7月ジャワ島中部地震 緊急医療支援
・2004年12月スマトラ島沖地震津波 緊急医療支援・復興支援
・1998年11月イリアンジャヤ干ばつ 緊急食糧支援・医療支援
・1996年2月イリアンジャヤ地震  
・1996年1月スラウェシ島中部地震 
・1995年10月 スマトラ島中西部地震
・1994年2月スマトラ島南部地震  
・1992年12月フローレス島地震 緊急医療支援

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