チリ地震 4・被災地コンセプシオン、ペンコ他を視察 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

チリ地震 4・被災地コンセプシオン、ペンコ他を視察

AMDA医療チーム(津曲医師、森田調整員、パトリシア心理カウンセラー/ボリビア支部)の3人は、被災状況調査の為、3月6日サンティアゴからコンセプシオン方面に向い、7日から8日にかけて、被災地のコンセプシオン、ペンコ、タルカを視察した。

タルカの軍基地の体育館に設置されている対策本部で

コンセプシオンでは、総合専門病院であるコンセプシオン州立病院を視察した。病院は、1939年のチリ地震以降、耐震強度を高めたこともあり、今回の地震による被害はあるものの、地震の影響の少なかった建物を緊急患者用病棟にするなどして、対応できている。

一方、コンセプシオンから車で15分に位置するペンコでは、津波による被害が大きいことが判明した。ペンコは湾に面した漁村であり、住民の殆どは漁業に従事している。津波により、海岸沿いの住宅はほぼ全壊し、海岸から少し内陸にある住宅が2メートルの水位まで浸水したことが判明した。

8日に視察したタルカでは、地震対策本部が設置されているチリ軍基地内体育館を訪問し、軍の医療担当官らと面談した。医療担当官によると、タルカでは地域にある全ての医療機関は、組織的に災害対応に動いている。また、心理サポートボランティア700人も組織され活動を実施している。この他、タルカでは支援活動に従事する現地NGOも訪問し情報収集を行った。その中で被災家族の乳幼児への支援の必要性が指摘された。

情報収集の結果、現地での医療支援は既に十分整っていることが判明したことから、AMDAは被災者に対する診療等の医療支援を実施するのではなく、災害弱者である乳幼児に対する支援を検討している。

【日本からの派遣者】
◆津曲兼司(つまがりけんじ)医師 (医)アスカ会所属 AMDA多国籍医師団上級顧問 岡山市在住
1993年ソマリア難民緊急医療支援以来、最近では2009年10月スマトラ沖地震、
2005年ニアス島地震他、多数のAMDA緊急医療支援に従事

◆森田佳奈子(もりたかなこ)調整員 大阪市在住
2008年1月~20010年1月まで青年海外協力隊村落開発普及員としてドミニカ共和国に派遣 

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