スマトラ島沖地震被害に対する緊急医療支援活動開始 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

スマトラ島沖地震被害に対する緊急医療支援活動開始

米地質調査所によると、インドネシアのスマトラ島沖で30日午後5時16分(日本時間午後7時16分)ごろ、マグニチュード(M)7.6の強い地震があった。震源地は同島西スマトラ州パダンの北西53キロ、震源の深さは87キロ。30日、インドネシア政府は、少なくとも75人が死亡、犠牲者数はさらに増える見通しを発表した。ジャカルタの保健省災害センター代表ルスタム・パカヤ氏は30日、スマトラ島パダンでは、病院やホテルなど多くの建物が倒壊し、数千人が瓦礫の下にいると語った。

AMDA本部ではこの甚大な地震被害に鑑み、本部から緊急医療支援チームを派遣することを決定した。ジャカルタ到着時にAMDAインドネシア支部と合流しスマトラ島被災地に入り活動開始の予定。

【第一陣派遣者】
津曲兼司 (つまがり けんじ) 医師
医療法人アスカ会所属  AMDA多国籍医師団上級顧問 岡山市在住
光島宏美 (こうしま ひろみ) 医療調整員
医療法人アスカ会所属 作業療法士 岡山市在住

【日本からの出発】(いずれも現地時間)
10月1日(木) 岡山駅発 15時14分
関西空港着 17時03分 (のぞみ34号-はるか41号)
関西空港発 0時30分(10月2日) バンコク経由 ジャカルタ着11時25分 (TG673-TG433便)  

【派遣者紹介】
津曲兼司 
1993年ソマリア難民緊急医療支援以来、最近では2005年ニアス島地震、09年4月イタリア地震他、多数の緊急医療支援に従事している。 
光島宏美 
2000年から(医)アスカ会老健施設すこやか苑で作業療法士として勤務。その間、岡山県老健協とAMDAが合同で実施した新潟沖地震緊急救援活動に参加。2007年6月から09年6月までマレーシアサバ州に海外青年協力隊より地域リハビリテーション専門家として派遣され、09年8月現職場復帰。

【最近のインドネシアにおけるAMDAの主な緊急医療救援活動】
2009年9月ジャワ島西部地震被害に対する緊急医療支援
2006年12月スマトラ島北部洪水緊急医療支援
2006年5月ジャワ島中部地震緊急医療救援活動
2005年3月インドネシアニアス島地震緊急救援
2004年12月スマトラ島沖大地震津波緊急救援及び復興支援活動

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