AMDA速報8 ホンジュラス・ハリケーン被災者復興支援活動 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報8 ホンジュラス・ハリケーン被災者復興支援活動


農業技術支援:土壌を整え植え付けを待つ農家の方

2020年11月、2つのハリケーンが中米・ホンジュラスを直撃。延べ466万人以上が被災した。駐日ホンジュラス共和国特命全権大使アレハンドロ・パルマ・セルナ閣下からの支援要請を受け、AMDAは特定非営利活動法人AMDA 社会開発機構(AMDA-MINDS)と合同での支援活動を決定。11月から12月にかけ、AMDA-MINDSの現地スタッフは、新型コロナウイルス対策を徹底しながら協力団体と連携し、被災された方々に食料や物資の配布を行った。

その後も現地協力団体らと協議を重ね、復興支援として、エル・パライソ(El Paraíso)県テウパセンティ(Teupasenti)市サラディーノ(Saladino)地区にある小学校の屋根の改修を決定。2月には同地区保健委員会と保健所、大工らとミーティングを実施し、準備を進めている。

また、同県テクシグア(Taxiguat)市アグア・カリエンテ(Agua Caliente)村では、今回のハリケーンにより、収穫間近であった主要作物がほぼ全滅した。もともと、この村は乾燥地帯のため、作っている作物が少なく、食糧確保が困難な状況であることを受け、被害を受けた農地回復と同時に、乾燥地帯でも多様な作物を栽培できるよう、2月より農業技術指導を実施。現時点で64世帯の農家らが技術指導を受けたいと参加を表明している。参加者は、「災害に強い菜園づくりが食料確保につながること」、「木々を大事にし、作物の多様性を尊重することが重要であること」等の説明を受け、今後6カ月間に渡る作業スケジュールに従い、各世帯で土壌づくりに取りかかった。3月に入り、整地などが完了した世帯から順次、種子や苗木を植え始めるなど、新たな復興支援を開始した。


被災後の荒れてしまった畑(12月撮影)


整地に励む農家の方々

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