AMDAは現在もハンガリー・ウクライナの以下4団体と協力し、ウクライナ国内で必要とされる支援を行っている。
1. ヴァルダ伝統文化協会(ハンガリー)
ウクライナとの国境に近いキシュバールダにあるヴァルダ伝統文化協会は、ウクライナ西部にある医療施設などに医療品や食糧、燃料の提供などの支援を行っている。また、ウクライナ・ドニプロ地域にある児童養護施設から同国西部に避難してきている子どもたち110人への物資支援も実施。支援開始当初、子どもたちは周りの人を信頼できず、顔を見せることはなかったが、現在は全員で出迎えてくれるようになった。
2. メドスポット(ハンガリー)
2022年3月から10月までハンガリー・ベレグスラーニーのヘルプセンターでAMDAチームともに医療支援を行ってきたメドスポットは、同年11月より、救急車でウクライナ西部の避難所などを訪れ、医療支援を実施。ボランティア医師や看護師、心理学者たちは、24~48時間で100~150人の大人や子どもの診察などを行っている。AMDAは同団体を通じ、避難所に医薬品や食糧を提供し、また救急車の燃料費等を支援している。
3. セントミッシェル小児総合リハビリセンター(ウクライナ)
ウクライナ西部に位置するセントミッシェル小児総合リハビリセンターは、子どものリハビリに特化した施設で、現在、全土から障がいを持つ子どもや家族が避難してきている。AMDAは同施設を通じ、戦禍で心理的ダメージを受けた子どもたちや避難者に対し、医療や医薬品の提供、リハビリなどの専門的な治療を行うとともに、食糧などを提供している。現在は医薬品も高騰しており、避難者が適切な医療を受けることが困難な状況を受け、通常は高額になる歯科の治療も、避難者には無料で実施している。
4. ダイナスティメディカルセンター (ウクライナ)
戦闘の激しかったハルキウにあるため、ダイナスティメディカルセンターの周辺では、多くの人たちが避難しようとしても避難できず、過酷な生活を強いられている。同メディカルセンターを通じ、AMDAは周辺住民の医療や食糧の提供など、全面的な支援を行っている。経済的理由により処置や手術が受けられない患者については、AMDAが必要な医薬品や医療資材を提供することで、多くの患者に必要な治療を行うことができている。そのうち、7歳の子どもを持つ母親は、これまで薬物治療を行ってきたが、経済的理由で継続が困難な状況にあった。そこでAMDAが母親の治療を支援し、現在状態は良好であるとのこと。「AMDAと日本の皆様に生きる機会を与えていただいた。」と母親は語った。また、病院に来院できない人たちのため、同センターは高齢者施設や児童養護施設を週に一度、往診も実施している。
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