AMDA速報5 パキスタン洪水被災者復興支援活動 – AMDA(アムダ)
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特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報5 パキスタン洪水被災者復興支援活動


2022年後半にパキスタンで発生した大規模な洪水災害の被災者を継続して支援する為、先月、AMDAパキスタン支部と関係の深いバカイ医科大学の医療チームが、一週間におよぶ医科・歯科キャンプを実施しました。対象地域となったのは、カイバル・パクトゥンクワ州スカルドゥにあるシガール渓谷です。

バカイ医科大学は母体となるバカイ財団が運営する大学で、いずれもAMDAパキスタン支部の支部長を兼任するショアイブ・バカイ医師がトップを務めています。洪水発生当初より、AMDAはAMDAパキスタン支部ならびバカイ財団と協力して、甚大な被害を被ったシンド州モロ、タッタ、カロの3ヵ所で緊急支援活動を実施。2022年10月から12月にかけて巡回診療と物資支援を行いました。その際、3回の派遣で計1,000人以上の患者を診察しています。

今回のフォローアップ支援は、「無料医科・歯科キャンプ」という名目で6月19日から25日まで行われ、シガール渓谷の被災者に対し、医療・歯科サービスを無料で提供しました。この間、250人を上回る被災者が診察に訪れ、専門医と医療スタッフがそれぞれのニーズに対応。患者の希望に応じて医薬品も無料で配布しました。

現地からの報告によれば、今回の医療キャンプには、地元の行政トップや地域の有力者達も協力を申し出たということです。