5月15日よりハンガリーにて、AMDAチーム(スタッフ2人)は、ウクライナの方々に対し支援活動を一緒に行っているハンガリーとウクライナの4団体のメンバーと順次面会し、現地の状況や今後の活動について協議を行った。
15日は、2022年3月から10月までベレグスラーニーのヘルプセンターでともに医療支援を行ってきたハンガリーのメドスポットの代表を始めとする関係者と面会した。現在、ウクライナ国内の5つの難民シェルターを訪問し、医療支援を行っているメドスポットより情報共有、避難者自らが健康維持ができるために必要な医薬品の支援などについて協議した。
翌日16日はウクライナの国境に近いキシュバールダに移動し、2022年3月の支援活動当初より一緒に活動するヴァルダ伝統文化協会の会長含む担当者とミーティングを行った。担当者たちの話によると、ウクライナの人たちは国内の工場の稼働が限られているため物資調達が困難、仕事が見つけるのも難しく、そして爆撃などにより家が損壊しても経済的な理由で建て替えができないという方も少なくなく、国内で避難する方々の状況は前年と変わらない、とのことだった。同協会はこれまでもAMDAとともに、ウクライナ国内の病院などに医薬品等を提供しているが、ハンガリーから持ち込む医薬品にも制限が設けられるようになった、と話した。
そして17日は、ハンガリーにて、ウクライナのセントミッシェル小児総合リハビリセンター及びダイナスティメディカルセンターの代表者たちと面会。日常生活を送ろうとしているが、ミサイルや爆撃などもあり、まだ難しい事態にあること、ミサイルや爆撃の爆音による障がい、耳の障がいを持つ人たちが増加し、対応されていることなどを伺った。その状況下で、医療や食糧支援など、必要な支援を行っていくと話す両団体に対し、AMDAも引き続き支援していくと答えた。
18日は、AMDAチームが昨年10月に訪れた幼稚園を再訪問した。園長や先生だけでなく、チームのことを覚えてくれている子どもたちもおり、7か月ぶりの再会を喜んでくれた。現在も、ハンガリーの子どもたちとウクライナの子どもたちが一緒に過ごしており、子どもたちには国境がないことをチームは改めて強く感じた。また、「ウクライナに残っている父親の分まで、ウクライナの子どもたちに愛情を注いで預かっている」という先生方の話が印象的だった、と話した。
*上記時間はすべてハンガリー時間(日本より7時間遅れ)。
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