AMDA速報6 トルコ地震被災者緊急支援活動   – AMDA(アムダ)
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特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報6 トルコ地震被災者緊急支援活動  


2月17日、AMDAチームは、アドゥヤマン (Adiyaman) 県の山間部にあるアクス (Aksu)村を再び訪れた。この村では地震により山滑りが発生、家の中まで土砂が入り込んでいると前日16日に伺い、今回、支援物資を届けた。

17日、アクス村出発前に、支援物資の一つとして冬用の靴を購入するため、チームが宿泊していたエラズー (Elazığ) の靴屋に行った。店員は「地震後この町から沢山の靴を被災地に運んだ。自分たちもマラティア (Malatya) 県に物資を運びに行ったが、建物の脇に車を止めて、車から降りた5分後に2回目の地震があり、その建物が崩れ、車が下敷きになった。5分遅かったら自分たちも巻き込まれてた。日本から来て、こうやって物資を運んでくれてありがとう。」と話した。

午後、車で2時間半かけ、アクス村に到着。もともとタバコの葉を育てていたこの村では、地震後も18世帯が村に残っている。AMDAチームは靴に加え、毛布とウェットティッシュも寄贈した。夜の寒さは非常に厳しいため、毛布も喜ばれた。


その後、村のテントを回り、住人の健康状態を確認し、足の怪我や喉の痛み、あかぎれなどを訴える住人がおり、それぞれにAMDA医師が診察をし、適宜対応を行う。中でも、血圧を心配される方が多かったため、AMDA看護師が村の女性の血圧測定を実施。自分の値を聞いて皆さんがほっとされているようだった。尚、診察中にお話をお伺いしたところ、この村では地震により自宅の水道が出なくなったため、現在、村の外れまでバケツで水を汲みに行っているとのこと。風が強く、寒い中で水仕事をされているとのことだった。

健康状態を確認した後、AMDAチームは村の人たちにお茶に招かれ、クルミやザクロを勧められ、しばらくお話しした。トルコ人調整員は「トルコの人はみんな優しく、お客さんがきたらお茶を絶対お出しする。それはこのような状況でも何も変わらない。あんなに辛い事があってきっと家族の誰かが亡くなっている。それでも日本からお客さんが来たと思えばお茶お出してくれる。日本から応援に来てくれた、それだけでみんな嬉しくて笑顔になる。みんなの笑ってた顔見ましたか?来てくれただけで嬉しい。一緒にお茶を飲むことで彼らに笑顔と元気をあげられる。」と、トルコ人としての想いを語った。
*上記時間は、トルコの時間(日本より6時間遅れ)。

【派遣チーム情報】 *敬称略
鈴記 好博 (すずき よしひろ) 医師 /AMDA緊急救援ネットワーク・坂本病院 / 東京都在住/ 57歳
菊池 友枝(きくち ともえ)看護師 /AMDA緊急救援ネットワーク / 神奈川県在住/ 46歳
カルギ カディール 調整員 / 東京都在住トルコ人協力者/ 27歳

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