インド・ビハール州ブッダガヤ:妊婦さんへの健康相談及び食糧支援(2022年1月から3月まで) – AMDA(アムダ)
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国連経済社会理事会総合協議資格NGO

インド・ビハール州ブッダガヤ:妊婦さんへの健康相談及び食糧支援(2022年1月から3月まで)

インド担当 アルチャナ ジョシ


インド・ビハール州ブッダガヤで母子保健事業を実施しているAMDAピースクリニック(APC)では妊婦さんの健康相談を実施しております。以前、ブッダガヤでは妊婦の方の健康について相談する場所がないため、妊婦さんの栄養不足、衛生環境が課題となっておりました。APCで、無料で妊婦さんが健康相談を受けることができるようになってからは妊娠中の健康上の問題が軽減され、正常な分娩が増えたというお声を多くいただいております。


2020年に新型コロナ感染症が拡大したためインド政府が数ヵ月間にわたる外出禁止令を出されました。その時は日雇いで生活がしていた多くの方々が仕事を失い、妊婦さんはきちんとした食事をとれずに、多くの貧しい家庭の妊婦さんは水が多めのおかゆをいただいていそうです。妊婦さんの栄養不足を少しでも援助したいと考え、APCは2021年9月から食糧支援を月2回に増やし、APCで健康相談を受けている妊婦さんの家族に支援を提供しています。


食糧支援を受けているスナイナ ディヴィさんは「主人は三輪タクシーの運転手です。新型コロナウイルス感染拡大と共に仕事がなくなり、生活費がなくなりました。周りの多くの家族も同じ状況に陥っていました。その時にAMDAからの食糧支援があり、とても助かりました。」と語っていました。

APCで健康相談を受けている、マノランジャンデヴィさんは「私は妊娠中APCで健康相談を受けていました。おかげで、問題なく正常に子どもを出産することができました。今、母子ともども元気に過ごしています。」と述べました。

現在は外出禁止令などもなく、普段通りの生活に戻っています。仕事が失っていた人も元の仕事に戻ったり、新しい仕事に就いたりしています。その為、3月末でAMDAが提供してきた月2回の食糧支援は今回を持ちまして終了をさせていただく事になりました。今後、健康相談は継続して行い、新型コロナウイルス感染拡大前に実施していました栄養指導、医療スタッフによる在宅訪問も再び実施する予定です。


食糧支援を受けていたソナームクマリさんは「現在は外出禁止令がなくなり、多くの人が仕事に就いています。仕事がなく、経済的に困ってた時にAMDAから食糧支援をいただいたので毎日きちんとして食事をとることができていました。私達に薬と共に食糧支援をして下さった皆さんに心より感謝申し上げます。」