植田医院(岩手県大槌町)・植田俊郎院長先生が赤ひげ大賞を受賞   – AMDA(アムダ)
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植田医院(岩手県大槌町)・植田俊郎院長先生が赤ひげ大賞を受賞  

東日本大震災以降、岩手県大槌町でご自身が被災しながらも診療活動を続けて来られた植田病院・植田俊郎院長先生(写真中央)が、地域医療に長年貢献する医師の功績を称える、「日本医師会 赤ひげ大賞」を受賞されました。

岩手県大槌町で内科・小児科を開業されていた植田先生、2011年3月11日の地震発生後、患者や職員とともに自宅兼診療所屋上に避難。その後、一帯が津波に襲われました。翌日自衛隊のヘリコプターで救出されて以降、大槌町にある弓道場の避難所で、避難者と寝起きをともにしながら診療を続けられていました。「植田先生が不眠不休でみんなのためにがんばっている。植田先生が過労で倒れそうな状況だ。一刻も早く応援してあげてほしい。」と地元の方の声があがり、AMDAは医療チームを派遣しました。

現在も変わらず診療や往診などを続け、時に被災された方々の悲しみや悩みに寄り添っていらっしゃいます。植田先生は今回の受賞に際し、「今回の受賞は、3.11後のAMDAと長崎大学の連携から始まった大槌町への医療支援によるものと考えています。」とAMDAに語られました。