救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

インドネシア豪雨被災者緊急支援活動報告③

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医療支援活動とフィールド調査を行いました。

 12月13日、AMDAは2チームに分かれ、医療支援活動とフィールド調査を行いました。

 インドネシア支部と協力機関であるインドネシア・ムスリム大学(UMI)からなる合同チームは、午前中、地すべりにより長期間孤立していた北スマトラ州シボルガ市南シボルガ地区・アエク・マニス村で活動を実施。

 地域で初めてとなる簡易診療所を設置しました。発災後、この地域で支援が行われるのは今回が初めてで、幼児および高齢者を含む27人が受診し、主な症状として風邪、頭痛、下痢が多く見られました。

 そのほか、皮膚疾患や高血圧の被災者も確認されました。午後には、北スマトラ州中タパヌリ県でフィールド調査を実施しました。


 一方、日本から派遣した看護師2人とインドネシア支部の合同チームは、継続して支援活動を行っているアチェ州アチェ・タミアン県クアラ・シンパン地区において医療支援活動を実施し、約40人が受診しました。

 仮設テントやトイレの整備は進みつつあるものの、多くの地域では汚泥による悪臭が続き、健康被害が懸念されています。喉の痛みや下痢、洪水時のけがで初めて受診される方もいました。

  「夜はつらいが、支援に来てくれて嬉しい」と話す被災者の笑顔が印象的でした。


12月14日、インドネシア支部とAMDA看護師の合同チームは、被災地で必要とされている生活・衛生用品を調達しました。
 
 被災地からは、「洪水後、蚊が多く、十分な睡眠がとりにくい」
「履き物が流され、日常生活に支障が出ている」
などの声が聞かれており、これらの状況を踏まえて物資を選定しました。


 12月15日、今回、これまで継続的に活動してきたアチェ・タミアン県内の活動地とは別の被災地を、初めて訪問しました。


 ここは、これまで一度もメディカルチームが入っていない地域であり、この日は、約40人の住民の方々が受診しました。被災地では空気環境が悪く、喉の痛みや頭痛、発熱などのインフルエンザ様症状の他、皮膚トラブル、目の異常、白癬などが確認されています。

 また、瓦礫や不衛生な環境の影響により、下腿や足部の怪我を負っている方も少なくありません。裸足で生活されている方に対しては、サンダルの配布を行いました。


 夜間になると蚊が多く発生し、十分に眠れない被災者の方も多い状況です。そのため、特に困難を抱えているご家庭に対し、蚊帳を提供し、また、乳児のいるご家庭や子どもたちにはミルクを配布しました。


 被災から2週間以上が経過している現在も、医療支援が十分に行き届いていない地域が残されています。
今後も、より多くの方に必要な医療を届けられるよう、活動地域を見直しながら支援を継続してまいります。