【ウクライナ人道支援:ウクライナ北東部ハルキウにある医療機関『ダイナスティメディカル』からの報告 2025年6月~7月】 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
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国連経済社会理事会総合協議資格NGO

【ウクライナ人道支援:ウクライナ北東部ハルキウにある医療機関『ダイナスティメディカル』からの報告 2025年6月~7月】

 ウクライナにおける人道危機が続く中、AMDAはウクライナ国内外の団体・医療機関と協力し支援活動を継続的に行っています。戦闘地域内の主要都市ハルキウにある『ダイナスティメディカルセンター』はAMDAの協力医療機関の1つです。耳鼻咽喉科を専門としており、戦闘が続く今も患者を受け入れています。家や財産を失うなどして、費用が払えない患者にも治療を行う同医療機関は、AMDAからの経済支援により、医薬品、医療資材の一部を賄っています。

 現在もハルキウは激しい爆撃を受けており、被害は市の中心部にも及んでいます。この報告期間にも、「子ども鉄道」の開業式典直前に発生した攻撃で6名の犠牲者が出ました。ハルキウに暮らす人々は日常生活を維持しようと努力しているものの、緊張や恐怖と常に隣り合わせの状態です。このような中、『ダイナスティメディカルセンター』の医療スタッフは「最後までここに残る」という強い意志を持って、地域住民へ医療を届けています。

 AMDAからの支援が唯一の外部支援と話す、同センターのディレクターは、「戦時下において国際社会からの関心が薄れる中、私たちを忘れず、見守ってくれる存在があることは、ハルキウに残る私たちにとって本当に大きな意味を持ちます。」と、AMDAの継続的な支援と定期的に行うオンラインミーティングの重要性に言及されました。

 この状況を受け、AMDAは2025年8月から1年間、引き続き『ダイナスティメディカルセンター』への支援を行うことを決定しました。1日も早く、この人道危機に関する爆撃が止まることを心より願っています。