【インド・ブッダガヤ:2025年4月から7月 AMDAあおぞら食堂(食事支援)】 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

【インド・ブッダガヤ:2025年4月から7月 AMDAあおぞら食堂(食事支援)】

 AMDAはブッダガヤで、「AMDAあおぞら食堂」を毎週火曜日に開催しています(雨天中止)。年間平均で、毎回約100人が訪れ、4月から9月の暑い季節には飲み物を、10月から3月の比較的涼しい季節には定食を、無料で出しています。一部の野菜は、ブッダガヤの郊外で行っている農業事業で採れたものを使用しています。

 2025年4月から7月の期間に、「AMDAあおぞら食堂」を計16回実施し、のべ1,944人の方に、夏に地元で人気のサットゥージュースを提供しました。準備は、日中の暑さを避けるため、朝6:30ごろから行います。作り方は、まず、玉ねぎ、青唐辛子をみじん切りにし、そこにレモンを絞ります。次に、ジラ(クミンシード)という香辛料をフライパンで炒ってから、ミキサーにかけて粉にします。そして、サットゥーと呼ばれる、炒ったひよこ豆の粉を水で溶いて、用意したほかの材料を加え、最後に塩で味を調えたら出来上がりです。作り方はシンプルですが、2~3人で100人から200人分のジュースを準備するには1時間以上かかります。早めに来られている参加者の中には、自発的に準備を手伝ってくださる方もいます。


 スタッフは、「しっかり、みなで水分補給をして、今年も酷暑を乗り切りたいです!」と意気込みを語りました。また、サットゥージュースを飲みに来た方は、「(ブッダガヤで母子保健事業を行うAMDAピースクリニックがある場所と)同じマスティプール村に住んでいるけれど、今回初めて食事支援に参加しました。人が大勢集まっていたから来てみました。」と話しました。毎回、子どもたち、車いすの方、仕事中の男性、子連れの女性、お坊さんなど多くの方でにぎわいます。参加された方に味を聞くと、皆さんグーサインをされたり、笑顔で「ボホットアチャー(大変おいしい)」と答えてくれたりしました。