8月4日、美馬市が行う災害対策本部運営訓練に、AMDA職員2名が参加しました。AMDAと「大規模災害時の支援に関する協定」を締結する美馬市は、AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム*にもご参加いただいています。同プラットフォーム運営委員会委員長で、医療法人芳越会理事長の林秀樹医師から案内をいただき、災害時にもスムーズな連携が計れるよう、AMDAは美馬市の訓練への参加を決めました。


当日は、午前11時に南海トラフ地震が発生したという想定で、美馬市の災害対策本部が立ち上がり、それに伴い、消防、警察、保健所、医師会、社会福祉協議会など地元の関係機関から職員(リエゾン)が集結していました。岡山を拠点とするAMDAは、発災直後、美馬市と連絡が取れ、同市から支援要請が入ったという想定で、徳島県外から支援に入る外部の団体という立場で訓練に参加しました。


16:00から行われた災害対策本部会議では、災害時と同様に、時間の区切りが設けられ、15:30までの状況・情報をもとに、各担当部署、機関から情報が共有されたほか、本部長から今後の方針が示されるなど、実災害さながらの訓練が行われました。
AMDAは今後も、南海トラフ地震に備え、顔の見える関係を築き、連携を深められるよう、各関係機関が行う訓練などに参加していきます。
*発生する可能性が高いとされている南海トラフ地震への取り組みとして、AMDAが中心となって、自治体、医療機関、企業、NPOなどが一体となり、災害で起こった際の支援活動がスムーズに行うことができるよう事前に連携準備を進めておくためのネットワーク形式のプラットフォームです。