ハイチ復興支援事業・第2回スポーツ親善交流を実施
2010年1月12日にハイチで発生した大地震に対してAMDAでは緊急医療支援活動を実施しました。さらに、緊急医療支援活動終了後も、復興支援活動として、義肢支援事業(2010年)やコレラ被災者に対する緊急医療支援活動(2010年)、義肢裨益者の日本招へい(2011年)、ハイチ地震被災者に対する無料歯科診療(2012年)などを実施してきました。
さらに、今後の復興を担う学生を対象に、2010年8月には、スポーツ交流事業としてハイチの隣国・ドミニカ共和国に、ハイチ、ドミニカ共和国、日本の中学生を招へいし、市民参加型人道支援外交・同世代交流というコンセプトのもとサッカーの試合を行いました。そして2012年9月13日と14日、このハイチ復興支援サッカー交流事業の第2回目として、AMDA本部とAMDAハイチ支部主催で、サッカー大会が開催されました。
第2回目となる今回は、ハイチ国内の3つの学校―Cristophago(赤と黄ユニフォーム),AJA(白ユニフォーム),Tigers(黒と青ユニフォーム)―から11歳から14歳のハイチの少年らが参加し、AMDA岡山本部からも調整員が派遣され、ハイチの首都ポルトープランスで行われました。
開会式では、1分間の黙とうが捧げられ、その後、国歌斉唱、国旗掲揚が行われました。国歌斉唱には地元の歌手が参加し、休憩時間にも歌を披露しました。
AMDAから選手やコーチのユニフォームが寄付され、ハイチの炎天下の中、白熱した戦いが繰り広げられ、皆元気いっぱいにサッカーを楽しみました。
サッカーに参加した青少年のほとんどは2010年のハイチ大地震で大きな被害を受けています。中には、第1回目のサッカー交流に参加していた少年もおり、今回2回目の参加ということで、自分たちのチームを’AMDAチーム’と誇らしげに呼んでいました。
会場には、多くの地元ボランティアが参加し、運営をサポートしました。また、選手達だけでなく、観衆にも多くの人が集まり、ハイチでのサッカーへの熱狂ぶりが伺えました。AMDAは選手やコーチ総勢80人に試合前の軽食と昼食を提供しました。
3チームで、2日間に渡る試合を繰り広げた結果、Tigers学校が優勝をしました。3チーム総勢51人全てにAMDA本部調整員とAMDAハイチ支部スタッフからメダルが授与され、チーム毎に優勝・準優勝・準々優勝のトロフィーが手渡されました。