スリランカ歯科検診および保健指導プログラム
AMDAはスリランカ・バドゥラ歯科健康保健省(DDHS)と連携して、4月7日にバドゥラの郊外にあるパルガハラワ学校で地元のクロス歯科医師の指示のもと、現地の歯科医療従事者25人の協力を得て、歯科検診と保健指導を実施した。
会場となったパルガハラワ学校はバドゥラの郊外の丘陵地に位置し、生徒や先生は公共の交通機関がないため日々3?の道のりを歩いて通っている。この地域の多くの人は農家や遊牧家という低所得層であり多くの生徒が裸足またはゴムぞうりや擦り切れた靴を身に着けていた。
生徒たちは学校の前の道に列を成し、医療チームを出迎えた。
開会式の後、朝食を生徒たちに配布し、食後に歯磨き指導も実施。指導後は歯磨きセットを生徒に配った。また、学校に保健指導教育の教材やスポーツ用品を寄付した。
歯科検診や保健指導を行うことは学校初の試みで多くの生徒は歯科検診が初体験だった。
予想通り検診にて要治療と判断された生徒は多く、医療チームは3つに分かれて年齢に応じた歯科治療を行った。
一日がかりだったが、150人の生徒と25人の先生、低学年の生徒に付き添っていた親に歯科検診を行うことができた。
検診終了後には校長先生をはじめ保護者や地域の人から感謝が述べられた。