AMDAスリランカ医療和平プロジェクト4 ヌワラエリヤ市における無料白内障手術 – AMDA(アムダ)
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国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDAスリランカ医療和平プロジェクト4 ヌワラエリヤ市における無料白内障手術

AMDAスリランカ医療和平プロジェクト4 ヌワラエリヤ市における無料白内障手術

スリランカは白内障に苦しむ多くの高齢者がおりその殆どは、都市部から離れた郊外に住んでいます。本事業を実施したヌワラエリヤ市は人口80万人以上が暮らすスリランカ中部に位置する紅茶の栽培で有名な町です。この紅茶栽培のエリアに暮らす人々の多くが、経済的に困窮しており、特に高齢者にその割合が多くなっています。






これまでに医療和平事業として
スリランカ北部・ジャフナ地区
スリランカ南部・パーナンドラ
スリランカ東部・トリンコマリー市
などで実施し、

今回は第4回目として、2012年8月22日から24日の3日間、ヌワラエリヤ市内にあるヌワラエリヤ総合病院で、カラシバヤガナサ医師を中心に地元の眼科医のもと手術が実施されました。

本事業にはAMDAスリランカの協力のもとAMDA本部が実施しました。
全ての手術は熟練の医師によって手術が行われました。また、重度の白内障の患者にはECCEと呼ばれる手法がとられ、スタッフ20人体制で行われました。全50人の手術を行い、そのうち5人は、術前の診察の結果から手術延期となりました。

その他にも、今後のフェイコ(水晶体乳化吸引法)手術のため10個のレンズを寄贈しました。






今回手術を受けた患者の平均は約60歳で、一様に、術後、視界がくっきりと良好になり喜んでいました。また、両目とも視界が良くなり喜んでいる患者さんもいらっしゃいました。中には、「今までの人生で一番良く見える!」と話す患者さんもいらっしゃいました。
本事業はヌワラエリヤ総合病院職員からも、地元の方々からも高く評価されました。