AMDAバングラデシュABCプロジェクト – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDAバングラデシュABCプロジェクト

AMDAバングラデシュABCプロジェクト

ABCプロジェクトとは、「AMDA Bank Complex」を略したもので、マイクロクレジットシステムと医療・保健を組み合わせた事業のことです。
活動の内容は以下の通りです。

 

AMDA健康センタープロジェクト

バングラデシュ ムンシガンジュ県にあるAMDA健康センターは貧困層の人々、主に、母と子ども(12万人が対象となる)に低価格で医療サービスを提供することを目的としている。センターでは外来患者に対して、一般診療をはじめ、正常分娩における妊産婦・褥婦・新生児への診療や、処方、病理検査等も行なっており、2011年時点で、のべ19340人の患者を診療している。センターには2人の医師、助産師、検査技師、3人の助手が在籍している。また5人のヘルスワーカーで無料巡回診療チームを結成し、地域住民にプライマリーヘルスケアを提供し現時点で41694名の参加者があった。

職業訓練センタープロジェクト(洪水時の避難所指定場所)

2002年に日本の外務省の支援で設立された当センターでは、社会的・経済的にも不利な立場にある地域の、日雇い労働者の技術向上を目的として、職業訓練プログラムを行っている。
職業訓練では、5つのコースが設けられており、?パソコン基本コース、?大工コース、?電気、溶接技術コース、?裁縫、手芸コース、?漁業・家畜コース、となっている。
また、国際労働機関と協力して、貧困層の人々、女性、学校中退者などに、雇用促進のプロジェクトも同時に行なっている。
当センターでは、2011年現在までで、上記コース卒業生の計1702人うち1086人が就業することができた。

 

地域ラーニングセンタープロジェクト

当センターでは、持続可能な地域成長を目的に、将来バングラデシュを担う青少年を対象に、生活スキル教育を推進している。ガザリア地区では、人口の約3分の1にあたる5万人が10歳から18歳の青少年であり、この層に、正確な情報の提供、学問的教育、自己啓発教育を行うことは極めて重要である。様々な教育的・社会的なプログラムを提供し、当センターでは現時点で9809名の卒業生のうち5074名が就業することができた。

 

マイクロクレジットプロジェクト

1999年に始まったこのプロジェクトは、周辺化された女性の収入向上を目的として行われている。ガザリア地区は、5団体で24の村に提供している。1グループ5人でグループでのグループ貸付を行なっており、現在では、2271人、454グループがこのサービスを受けている。AMDAは87のセンター立ち上げ、各センターにリーダーと助手を配置している。センターでは、受益者に対して、自立心や社会的問題への意識向上を図り、様々なアクティビティを実施している。