大洋州大型サイクロン「パム」被災者に対する緊急医療支援活動 速報1 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

大洋州大型サイクロン「パム」被災者に対する緊急医療支援活動 速報1

大型サイクロン「パム」は2015年3月11日に南太平洋ソロモン諸島の東側を南下し、3月13日にはバヌアツ共和国を直撃した。3月16日時点でバヌアツ国家災害対策局は死者が11人と発表している。バヌアツでは37か所の避難所に3,300人の被災者が避難している(国際連合人道問題調整事務所発表)。被災者は人口の約半数の13万人に上ると見られている。バヌアツ以外の大洋州諸国、フィジー共和国、キリバス共和国、パプアニューギニア独立国、ソロモン諸島、ツバルでもこのサイクロンによる被害が発生している。
AMDAでは南大洋州のサモア独立国で25年間女性の起業支援を行っている地元の民間団体と連携し、被害の情報収集を行っている。バヌアツ、ツバル、キリバスなどの大洋州諸国にネットワークを持っているこの団体の事務局長によると、バヌアツ首都ポートビラにある病院では、薬剤も足りず医療者の疲労が目立ってきているという。また、バヌアツ本土での被害状況に比べて、近隣諸島の被害情報が限られていることから、AMDAでは周辺被災地の情報収集にも努めている。
AMDA本部では、大洋州のアクセス拠点であり、同国内で被害が発生しているフィジーに向かい、最新の情報収集の上、必要物資を購入して被災地に入る方針を立て、第一次派遣として看護師と調整員の派遣を決定した。看護師は岡山から、調整員はクアラルンプールから出発する。
AMDAの看護師は3月18日早朝に岡山駅を出発。同日、関西国際空港からクアラルンプールに向かい調整員と合流した後、オーストラリア経由で20日にフィジーに入る予定である。

【岡山駅を出発するAMDA山崎看護師 2015/3/18】
 

■確定出発便
3月18日 6:41 岡山発 新幹線のぞみ108号 新大阪
※6:20 岡山駅新幹線中央改札口前 集合 岡山駅出発は山看護師のみ
3月18日 11:00 関空国際空港 発 17:00 クアラルンプール国際空港 着
3月18日 23:35 クアラルンプール国際空港発 翌19日10:45 シドニー国際空港 着

■派遣者プロフィール
大政 朋子(おおまさ ともこ):
GPSPクアラルンプール事務所長/調整員/クアラルンプール在住 42歳
山崎 希(やまざき のぞみ):
GPSPインドネシア担当部長/看護師/岡山市在住 42歳
※GPSPはGlobal Partnership for Sustainable Peace
(世界平和パートナーシップ)の略称

■これまでのAMDAの大洋州での活動
1998年パプアニューギニア津波災害緊急救援
2001年パプアニューギニアASMP
2007年ソロモン諸島沖地震・津波緊急支援活動
2011年ニュージーランド地震緊急医療支援活動

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